B級映画って言うなw
再見して語る映画館
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まず、最初に告白すると、私はオラフ・イッテンバッハが大好きである。
あ、引いてる、あぁぁ引かれてる・・・。
ごほん、この作品は例によって腐った邦題(しかも、かなり投げやりな)が付けられている。
さすがの嘘つき揃いの販売担当共も、この映画にはこの程度しか思いつかなかったのであろう。
だが、これでいいw
物語は・・・
例によって最後まで聞いても理解不能な邪神プリムトスの下りから始まる。
インド(1023年)女の首切り、火あぶり、生首ごろごろ、血肉でプリムトスが復活(でも、すぐ死ぬ)。
インゴルシュタット(1942年)プリムトスの復活が描かれた本を巡り、ロシアで死体が復活し、墓地からは死体が消え、最後の本を持つルドルフさん家の地下では踏み込んだ村人がゾンビに襲われる。必死のルドルフさんが、ページ抜けで悲願を達成できなかったのに、何故か不滅の力を得たと確信し、蘇生を試みた妻アイーダさんの頭が爆発したり、踏み込んできた村人に骸骨アイーダさんが噛み付いて撃ち殺されたり、ルドルフさんも蜂の巣になって火をつけられたり・・・何か開始15分で破綻しきった物語と僅か15分でどれだけゴアを詰め込むんだよ、という感じで、ようやく映画は現代へと進んでくれる。
普通の人は、この辺で早送りするか、視聴自体を止めることだろう。(賢明な行動である)
さて、観続ける身としては、気分が不安定になるような一家の姿を実に下手糞なカット割で見せられ、何か地面から掘り出すシーン、ハエを銃で殺そうとして妻を殺しかける親父、意味が分らないラブシーン、サッカーの試合で股間を直撃、そして唐突に魔女狩りのシーンでの虐殺、男性器の手術、今度はスターリングラード攻防戦の戦争ゴアとゾンビ、また変な家族のやりとり、キリストの処刑と復活、ホームパーティに集まる変な親族(オラフ監督が居るじゃないか・・・)、今度は股間野郎の朗読でスコットランド(1578年)プリムトスの説明と死者蘇生の能力を読み上げ原始的な戦闘ゴアシーン、どうでもいいオラフ本人のラブシーンとエロシーン、また金的野郎の朗読でプリムトスの説明、幻覚シーンの徹底した人体破壊ゴアシーン、またイカレ家族の痴話喧嘩、神父のオナニーとゾンビに襲われるシーン、また唐突にパブのシーンになりゾンビが乱入してゴアシーン・・・・・・何を書いてるのか分らんと思うが、書いてる自分も分らんし、自分の忍耐力を褒めてあげたい。
つまり、凄まじい忍耐力と考えない力を身につけねば、この作品は視聴を続けられない。
この後、勤務先から帰った娘がゾンビに遭遇するのだが、まともな人間の反応じゃない。
もちろん他の親族も普通じゃないので、ラストまで銃撃や惨殺が延々と続き、親族が死んでも全く同情する気にもなれず、むしろゾンビに同情する。
そして、かの有名な戦車によるゾンビ殲滅があり、キリストもどきのプリムトスを「だから、何だ?」と手榴弾で爆殺し、勝利者の二人はトラックに轢かれ・・・BODY COUNT 139のカウンターで映画は終る。
正しいオラフ作品の観方とは、とにかく人体破壊に掛ける彼の情熱を楽しむことだ。
この映画では139体の死体で、ブレインデッドは数えていないが、それに匹敵するか上回るだろう。
惨殺のバリエーションでは、この作品で全開してるので、それを見るだけでも価値はある。
彼は人体破壊のアーティストであり、映画監督なんてやっているのは、それが発表できるからだ。
何の間違いかハリウッドに召還され作品も撮ったが、特殊効果としてのお呼びも多く、本人は嬉々として作品を作り続けている。この人にとっての作品とは映画ではなく、間違いなく人体破壊シーンである(断言)
そんな楽しい作業をCGに横取りされてたまるかっ!と手作りに拘って頑張ってます。
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