B級映画って言うなw
再見して語る映画館
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『驚異の超立体ホラーシステム、キュービックショック!』
当時、少年だった私は田舎の2本立て映画のポスターを見て、期待に胸を膨らませていた。
映画といえば、町に一軒(中に3つ、一つはピンク映画専門)しかなく、後はアニメ映画やチャップリンが公民館で細々と上映される程度だった。
ニューシネマパラダイスのような風景だが、あの主人公と違って私はホラー好きという救いようの無い性癖だったが・・・。
話を戻すと、それまで観たホラー映画、ゾンビ映画、スラッシャー映画と明らかに違う雰囲気のポスターに期待は最高潮のまま入館した。
変なチラシには「迷路ゲームがスタート!」と書いてあり、どんな怖い映画なんだろう、と売店で買った定番のレーズンチョコが溶けるほど握り締めて上映を待った。
今回は、当時の私の回想を物語に挟んでお送りします、ウザい人は()を飛ばしてねキラッ☆(ウザい)
物語は・・・
ドイツのベルリンの地下鉄構内で、顔半分を仮面で覆った謎の人物から映画の招待状を受け取ったシェリル(図々しいことに2枚要求する)は、友達を誘い劇場に赴く。(私は、ここでどんな不気味な劇場なのか、と期待した)別に何の変哲も無い劇場に入った主人公たちの他に、キャラ付けされた観客たちが一通り顔を並べる。(あんな仮面の男が渡したのに普通の劇場なのかぁ、迷路じゃないんだ・・・)フロアーには、オフロードバイクに剣と仮面を持ったオブジェ(ものすごい違和感がある)が置いてあり、黒人女性がふざけて被った面で頬を傷つけるが、小さな傷なので気にせず上映開始。(伏線なんだろうなぁ・・・)映画の内容はホラー・オカルトで、画面の中ではノストラダムスの墓を暴いた若者たちが、何かアキロンとかいう魔物を解放してしまい、仮面で傷が付いた男に憑りついたらしい。一方、同じく頬の傷から血が止まらなくなった黒人女性はトイレで傷口が破裂してパニック状態。様子を見に行った女友達の前で、緑のゲロ吐きながら牙を剥く怪物に変貌していた。映画では妙に景気のいいBGMの中でナイフによる殺戮が行われており、男がナイフを振り下ろすと、スクリーンを突き破って女友達が登場。慌てて介抱に集まった観客の前で、爪が伸びついでに舌も伸び、黒人女性の怪物も参戦して劇場は大パニック状態に・・・
あぁ、悪魔に襲われたら悪魔になるんだぁ、増える(ワカメ)増えるデーモンたち。ゾンビじゃん。
爪と牙を武器に恐ろしく機敏な動きで、緑のゲロ吐きながら襲ってくるデーモン(ゾンビ)との攻防、というか防戦の末、2階に立て篭もる生存者たち。
何の脈絡も無く警察に追われて劇場に入ってくる悪ガキたち、これを救援と間違えたから再びデーモンの猛攻に遭うわ、親友のキャシーからはアキロンの大王が生えるわ、オブジェの日本刀で親友を斬り殺したジョージは覚醒してこれまたオブジェのモトクロスバイク(・・・ガソリン入り)で無双モードになるわで、はちゃめちゃな大騒ぎの末、ヘリコプターまで落下してきて、救いようの無いラストへと向かう・・・。
私は、ほろ苦いレーズンチョコをゴミ箱に捨て、劇場を後にした。
悪い意味で予測のつかない展開、見え見えの伏線、超ご都合主義のアイテムたち(と、アキロン大王)、『嘘つき、キュービックって何だよ、迷路って通気口か?え?』と呟かずにはいられない鑑賞だった。
このレビューを書くに辺り、再度鑑賞してみたが、やはり同じ感慨しか無かった。
ただ、シーンごとにデモンズに襲われる場面では工夫があり、ゴア度は高め、SFXも決して低い水準ではない。悪魔=緑のゲロというのはエクソシスト辺りからの伝統芸だし、百歩譲ってジョージ無双やアキロン大王に目を瞑れば、最後まで観れないというほど酷い映画では無い。
物語は説明不足で破綻しているが、それもこれもみんな悪魔の仕業だから・・・で片付ければ良いのだろう。
そういえば、これダリオ・アルジェント製作総指揮だったな、そりゃ破綻してて当然だわorz
ちなみに”デモンズ2”も、ほぼ同じスタッフで制作、舞台を高層マンションに移し、デモンズはTV画面から登場、1以上にグダグダな展開が続き、相変わらず何の説明も無く物語は終る。
見所は、犬デモンズ、子供デモンズ、TVデモンズ、デモンズの緑色の血は強酸性、アーシア・アルジェント映画デビューおめでとう(子は親を選べない)、とゴア度はかなり高いので血が見たいだけの人はどうぞ。
当時、少年だった私は田舎の2本立て映画のポスターを見て、期待に胸を膨らませていた。
映画といえば、町に一軒(中に3つ、一つはピンク映画専門)しかなく、後はアニメ映画やチャップリンが公民館で細々と上映される程度だった。
ニューシネマパラダイスのような風景だが、あの主人公と違って私はホラー好きという救いようの無い性癖だったが・・・。
話を戻すと、それまで観たホラー映画、ゾンビ映画、スラッシャー映画と明らかに違う雰囲気のポスターに期待は最高潮のまま入館した。
変なチラシには「迷路ゲームがスタート!」と書いてあり、どんな怖い映画なんだろう、と売店で買った定番のレーズンチョコが溶けるほど握り締めて上映を待った。
今回は、当時の私の回想を物語に挟んでお送りします、ウザい人は()を飛ばしてねキラッ☆(ウザい)
物語は・・・
ドイツのベルリンの地下鉄構内で、顔半分を仮面で覆った謎の人物から映画の招待状を受け取ったシェリル(図々しいことに2枚要求する)は、友達を誘い劇場に赴く。(私は、ここでどんな不気味な劇場なのか、と期待した)別に何の変哲も無い劇場に入った主人公たちの他に、キャラ付けされた観客たちが一通り顔を並べる。(あんな仮面の男が渡したのに普通の劇場なのかぁ、迷路じゃないんだ・・・)フロアーには、オフロードバイクに剣と仮面を持ったオブジェ(ものすごい違和感がある)が置いてあり、黒人女性がふざけて被った面で頬を傷つけるが、小さな傷なので気にせず上映開始。(伏線なんだろうなぁ・・・)映画の内容はホラー・オカルトで、画面の中ではノストラダムスの墓を暴いた若者たちが、何かアキロンとかいう魔物を解放してしまい、仮面で傷が付いた男に憑りついたらしい。一方、同じく頬の傷から血が止まらなくなった黒人女性はトイレで傷口が破裂してパニック状態。様子を見に行った女友達の前で、緑のゲロ吐きながら牙を剥く怪物に変貌していた。映画では妙に景気のいいBGMの中でナイフによる殺戮が行われており、男がナイフを振り下ろすと、スクリーンを突き破って女友達が登場。慌てて介抱に集まった観客の前で、爪が伸びついでに舌も伸び、黒人女性の怪物も参戦して劇場は大パニック状態に・・・
あぁ、悪魔に襲われたら悪魔になるんだぁ、増える(ワカメ)増えるデーモンたち。ゾンビじゃん。
爪と牙を武器に恐ろしく機敏な動きで、緑のゲロ吐きながら襲ってくるデーモン(ゾンビ)との攻防、というか防戦の末、2階に立て篭もる生存者たち。
何の脈絡も無く警察に追われて劇場に入ってくる悪ガキたち、これを救援と間違えたから再びデーモンの猛攻に遭うわ、親友のキャシーからはアキロンの大王が生えるわ、オブジェの日本刀で親友を斬り殺したジョージは覚醒してこれまたオブジェのモトクロスバイク(・・・ガソリン入り)で無双モードになるわで、はちゃめちゃな大騒ぎの末、ヘリコプターまで落下してきて、救いようの無いラストへと向かう・・・。
私は、ほろ苦いレーズンチョコをゴミ箱に捨て、劇場を後にした。
悪い意味で予測のつかない展開、見え見えの伏線、超ご都合主義のアイテムたち(と、アキロン大王)、『嘘つき、キュービックって何だよ、迷路って通気口か?え?』と呟かずにはいられない鑑賞だった。
このレビューを書くに辺り、再度鑑賞してみたが、やはり同じ感慨しか無かった。
ただ、シーンごとにデモンズに襲われる場面では工夫があり、ゴア度は高め、SFXも決して低い水準ではない。悪魔=緑のゲロというのはエクソシスト辺りからの伝統芸だし、百歩譲ってジョージ無双やアキロン大王に目を瞑れば、最後まで観れないというほど酷い映画では無い。
物語は説明不足で破綻しているが、それもこれもみんな悪魔の仕業だから・・・で片付ければ良いのだろう。
そういえば、これダリオ・アルジェント製作総指揮だったな、そりゃ破綻してて当然だわorz
ちなみに”デモンズ2”も、ほぼ同じスタッフで制作、舞台を高層マンションに移し、デモンズはTV画面から登場、1以上にグダグダな展開が続き、相変わらず何の説明も無く物語は終る。
見所は、犬デモンズ、子供デモンズ、TVデモンズ、デモンズの緑色の血は強酸性、アーシア・アルジェント映画デビューおめでとう(子は親を選べない)、とゴア度はかなり高いので血が見たいだけの人はどうぞ。
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