B級映画って言うなw
再見して語る映画館
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猟奇カニバリズム・スプラッター、ついでにコメディも足しておきたくなる作品。
分類は「ホラー」カテゴリーにしたので、余計に何が何だか分らない。
上記では省いたが、制作と脚本はジャッフェ親子である。
さて、監督に罪が有るか無いか、は最後まで視聴した人間が決める事である。
物語は・・・
カリフォルニアの田舎町にあるモーテル”HELLO”は、ビンセント兄妹が経営する、味自慢のソーセージが評判の古びた宿屋。ある日、スミス(兄)が国道で事故に遭ったテリーという美女を連れ帰り、兄妹で手厚い看護をする。兄妹は敬虔なクリスチャンであり、テリーは二人のお陰で回復していくのだが、そこへ家を飛び出し今では副保安官になった3男ブルースが現れる。一目で彼女に恋をしたブルースだったが、彼女の関心は優しく真面目なスミスに向けられ、二人は結婚の約束までするようになるのだが・・・。
もちろん、その陰で食肉検査官を一撃したり、裏の食肉農場では喉を切られ首まで土に埋められた”材料”たちが呻きを上げ、近隣の池では失踪者の車が次々と発見されていたりする。
面白いのは”材料”を収穫する際に、不思議な光線(恐らく催眠効果があると言われていた7サイクル回転盤だと思われる*)で昏倒させ首にロープを引っ掛けてトラクターで引っこ抜くという・・・いっそ殺してくれと思わんばかりの収穫法である。
こうして、材料と技術に手間暇掛けた極上ソーセージが作られるわけだが、スミスがこの仕事に誇りを持って「防腐剤は一切使っていない」と言い放つのが面白い。
テリーと接する表の顔は、少し奇妙な面はあるものの、敬虔なクリスチャンであり、真面目。妹は兄に想いを寄せるテリーを快く思わないのだが、兄のことを思って余り暴挙にも出ない。
この辺りの描写が奇妙ではあるが面白く、食材と割り切って”材料”にされた人間に接する態度と全く違うというギャップが楽しい。
3男はうろちょろしてるだけかと思ったら、実家の裏家業を知り、テリーを守るべく奮闘し、チェーンソーでチャンバラも披露、兄が豚面で襲い掛かるシーンなどは滑稽でいて何処か微笑ましい。
そう、かなりグロテスクな内容の映画なのだが、全体に奇妙な空気があり、ブラックコメディーというほどふざけてもおらず、ゴアはゴアでちゃんと見せるという、この映画独特のテイストがあるのだ。
こうして、MOTEL HELL(まるでパチンコのネオンでパが消えたネタである)での惨劇は暴かれ、妹も脱走した材料たちに逆襲され、最後にビンセント・スミス氏が弟に倒され、今際の際に爆弾発言をして幕を閉じる。
どのような告白かは、ぜひ本作を視聴して確認して頂きたい、かれの人となりがよく表現された言葉であるw
さて、ジャッフェ親子(親兄弟なので一家と言った方が的確かもしれない)は、先年ヒットした悪魔のいけにえ風の映画のつもりで制作・脚本をしたのかもしれないが、出来上がったのは怪作というか、恐らく二度と観れないタイプの微妙なバランスの作品であった。
さぁ、視聴した貴方の答え、監督は ”Guilty or Not Guilty?” (私は無罪放免としますw)
*不思議な光線・・・昔、一秒間に7回点滅する光を見ると催眠状態に陥る、という説が流布したことがある。科学的にも医学的にも根拠は無いのだが、多くの小説や映画で「魔の催眠光線」と呼ばれ登場している。
*ジャッフェ一家・・・制作総指揮の親父を筆頭に、制作、脚本を息子二人にやらせている。駄作も制作するが、有名作品も手がけており、無能でも鬼畜でもないが、存在自体も微妙な一族である。
分類は「ホラー」カテゴリーにしたので、余計に何が何だか分らない。
上記では省いたが、制作と脚本はジャッフェ親子である。
さて、監督に罪が有るか無いか、は最後まで視聴した人間が決める事である。
物語は・・・
カリフォルニアの田舎町にあるモーテル”HELLO”は、ビンセント兄妹が経営する、味自慢のソーセージが評判の古びた宿屋。ある日、スミス(兄)が国道で事故に遭ったテリーという美女を連れ帰り、兄妹で手厚い看護をする。兄妹は敬虔なクリスチャンであり、テリーは二人のお陰で回復していくのだが、そこへ家を飛び出し今では副保安官になった3男ブルースが現れる。一目で彼女に恋をしたブルースだったが、彼女の関心は優しく真面目なスミスに向けられ、二人は結婚の約束までするようになるのだが・・・。
もちろん、その陰で食肉検査官を一撃したり、裏の食肉農場では喉を切られ首まで土に埋められた”材料”たちが呻きを上げ、近隣の池では失踪者の車が次々と発見されていたりする。
面白いのは”材料”を収穫する際に、不思議な光線(恐らく催眠効果があると言われていた7サイクル回転盤だと思われる*)で昏倒させ首にロープを引っ掛けてトラクターで引っこ抜くという・・・いっそ殺してくれと思わんばかりの収穫法である。
こうして、材料と技術に手間暇掛けた極上ソーセージが作られるわけだが、スミスがこの仕事に誇りを持って「防腐剤は一切使っていない」と言い放つのが面白い。
テリーと接する表の顔は、少し奇妙な面はあるものの、敬虔なクリスチャンであり、真面目。妹は兄に想いを寄せるテリーを快く思わないのだが、兄のことを思って余り暴挙にも出ない。
この辺りの描写が奇妙ではあるが面白く、食材と割り切って”材料”にされた人間に接する態度と全く違うというギャップが楽しい。
3男はうろちょろしてるだけかと思ったら、実家の裏家業を知り、テリーを守るべく奮闘し、チェーンソーでチャンバラも披露、兄が豚面で襲い掛かるシーンなどは滑稽でいて何処か微笑ましい。
そう、かなりグロテスクな内容の映画なのだが、全体に奇妙な空気があり、ブラックコメディーというほどふざけてもおらず、ゴアはゴアでちゃんと見せるという、この映画独特のテイストがあるのだ。
こうして、MOTEL HELL(まるでパチンコのネオンでパが消えたネタである)での惨劇は暴かれ、妹も脱走した材料たちに逆襲され、最後にビンセント・スミス氏が弟に倒され、今際の際に爆弾発言をして幕を閉じる。
どのような告白かは、ぜひ本作を視聴して確認して頂きたい、かれの人となりがよく表現された言葉であるw
さて、ジャッフェ親子(親兄弟なので一家と言った方が的確かもしれない)は、先年ヒットした悪魔のいけにえ風の映画のつもりで制作・脚本をしたのかもしれないが、出来上がったのは怪作というか、恐らく二度と観れないタイプの微妙なバランスの作品であった。
さぁ、視聴した貴方の答え、監督は ”Guilty or Not Guilty?” (私は無罪放免としますw)
*不思議な光線・・・昔、一秒間に7回点滅する光を見ると催眠状態に陥る、という説が流布したことがある。科学的にも医学的にも根拠は無いのだが、多くの小説や映画で「魔の催眠光線」と呼ばれ登場している。
*ジャッフェ一家・・・制作総指揮の親父を筆頭に、制作、脚本を息子二人にやらせている。駄作も制作するが、有名作品も手がけており、無能でも鬼畜でもないが、存在自体も微妙な一族である。
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