B級映画って言うなw
再見して語る映画館
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さて、初見です。
タイトルの直訳『悪魔の遊び場』例によって~オブ・ザ・デッドの安易な邦題ですが、ラン?
・・・イギリスのゾンビは、すでに走るのが定説になってるのか。
今作も感想がちょこちょこ同時進行します。
物語は・・・
いきなりコールさんの独白から始まりました。利益のためなら人殺しも厭わない会社の警備部長だったそうです。
ロンドン・・・ニュージェン社は、ストレス社会の現代人を救うため、精神と肉体に劇的な効用がある新薬『RAK295』を公表。安全性は我が社の厳格な基準に従ったので大丈夫だそうです。
*いや、国や第三者機関に保障してもらおうよw。しかも3万人に2ヶ月って、普通は認可下りませんから、最短で5年は証明しないとね。
非常にキナ臭い開発経路ですが、当然のように被験者には、たった一ヶ月で深刻な副作用が発生しました。高熱に嘔吐、皮下出血に多臓器不全って、どんな劇薬だよ。
究極の見切り発車の開発を行ったブルック博士は、1人/3万人の未発症者であるアンジェラ・ミルズの捜索を警備部長のコールに依頼します。
場面は唐突にロンドン南東部のデプトフォード刑務所・・・水上警察官のジョーは、仕事上のトラブルから訴訟を起こされてます。友人の自動車修理工のスティーヴが保釈金を積んでくれたお陰で、牢屋暮らしは逃れたものの、来週は裁判だそうです。
その頃、アンジェラの足取りを追うコールと部下ビリングは、かなり荒っぽい方法で調査を進めています。どうやら過去には殺人すら命令されたようで、違う意味でブラック会社ですね、この製薬会社。報告を聞いた社長は怒りを抑えてますが、コールの辞職は認める気がないようです。ブルック博士は、ほぼ100%の失敗率を叩き出しているので、思い切り怒られますが、発売を急いだ社長もダメな人だと思います。
どうやら水上警察官のジョーは、アンジェラの恋人で職務中に人を殺したそうです。アンジェラの義兄マットは、無罪かどうかは別にして関係を絶つべきだと言います。
水上警察に出勤したマットは、東部地域で異常事態が発生し、大勢の住人が橋から河に飛び込んでいると聞き現場へ向かいます。
ニュージェン社の実験室では、第一被験者の説明を始めました。投与後、一週間で重度のアレルギー反応を発症、その2日後に生理機能と細胞構造が変化を開始、現在は抑制剤で進行を止めている状態。
*一体、何を開発してるんでしょうね、この自覚の無いマッドサイエンティストは・・・。
朝から抑制剤を止めた(待て)せいで、被験者は覚醒し痙攣を起こす。すると狙ったように停電が起こり、異常な跳躍を見せた被験者は、助手2人を喰い殺します。目に優しくない画面の中で、噛まれた助手’sも覚醒、異様に速い動きで跳ね回ります。あ、ついでにコールさんは手を噛まれました。
出動準備中のマットと同僚の目の前で、ビルが爆発を起こしました。そこへ巡査部長(ハゲ)が走ってくると、何も言わずに警察船に飛び乗って行ってしまいます。署に戻ってみると、あちこちに血や肉片が飛び散り、監視カメラでは物凄い勢いでバカが走ってます。
実験室では、コールさんと狂化学者ブルックが生き残り、他は社長も含めて全員やられたそうです。ドアの外では血を流した元気なバカが扉を殴ってます。感染経路も原因も分らないブルックから、何故か抑制剤(効用は18時間)3本を貰い、2人で外へ出ると、化け物と勘違いしたビリングにいきなり博士が刺されました(あながち、間違いではない)。
「死ぬな、ブルック・・・俺のためにもっ!」
さすがは、コールさん。博士の最後の言葉は「アンジェラ・ミルズを探せ」でした。コールさんの噛み跡を見たビリングに撃たれそうになりますが、ここは華麗に返り撃ち(しかも、ヘッドショット)。とりあえず発症しそうになったので、一本目の抑制剤を自分で注射。施設内のやたら元気なバカどもを撃退しつつ、駐車場で車をゲット。
一方、アンジェラサイドでも騒ぎが広がっており、アブラクソンの川岸でマットたちと合流予定。車で立ち去ったアンジェラたちと入れ違いにコールさんが家に到着、車のナンバー、ハンマーと包丁をゲットして後を追います。
ジョーとスティーヴも、TVで異常事態を知りましたが、とりあえず現状の修理工場で待機するそうです。
アンジェラとケイトは、大渋滞に巻き込まれ、薬の話をしますがアンジェラは未発症のようです。そこへ元気なバカの集団が迫ってきたので、わき道へと車で逃走。
追いかけるコールさんも襲われますが、画像のように絞首して一旦は撃退します。しかし、この元気なバカは、これぐらいでは死なないので、クールなコールさんは放っておいて車を乗り換えました。
アンジェラとケイトは、さっきの逃走で車が故障したので、近くにあるスティーヴの修理工場へ向かいます。コールさんが乗り換えた車はガス欠になったので、元気なバカと追いかけっこです。
恋人のジョーと再会するアンジェラ。これで、工場には4人待機になりました。アブラクソンで義兄マットらと合流してヘリで脱出する予定だと告げるアンジェラ。そこへ元気なバカに追われたカップルが逃げ込んできました。ついでに、元気なスーツ姿のバカも扉を破って飛び込んできました。とりあえず撃退して、スティーヴがオーバーキル気味にトドメを刺します。これで、工場は6人になりました。黙っていれば良いのに「脱出に成功してもヘリに乗れるのは4人・・・」と、アンジェラは「何とかしましょう」と根拠の無い事を言います。
そこへコールさんが到着。発作に見舞われますが、2本目の抑制剤を注射して、工場へ参加します。すでに周りは元気なバカの群れに囲まれ、異常な跳躍力であちこちから襲い掛かってきます。カップルの男が噛まれ、元気なバカ女に躊躇したジョーを突き飛ばし、コールさんは相手が元女でも容赦なくハンマーでメッタ打ちにして撲殺します。どうにかスティーヴとの肉弾コンビで侵入者は撃退したものの、すでに街からは人影も絶えています。
まだ署内に居たマットとジミーも、ついに元気なバカどもに見つかり、ジミーが少し齧られましたが、何とかゴムボートで脱出。ここで、元気なバカどもは水が怖い、という設定が見つかりました。
とりあえずカップルの男が噛まれた指をコールさんが切断し、元気なバカから逃げるために、こちらもスピードが車が要る、と仕切り始めます。さっき倒れたのは糖尿病だ、と言い訳して第二派が来る前に車の修理に取り掛かります。逃走手段でジョーとコールさんが口論になりますが、この辺のドラマはどうでもいいです。
コールさんは、アンジェラだけに正体を証し、国外の研究機関で調べれば感染者を(俺を)救えるかもしれない、と頼みます。この騒ぎの原因が、あの薬のせいだと知ったアンジェラは、動揺しながらもジョーに自分が妊娠していることを告げます。
置いてきぼりにされる不安を抱えるカップルは、ケイトにアンジェラの危険性を説き懐柔しようとしますが失敗。
エンジン音を聞きつけた元気なバカの群れが襲ってきました。そのドサクサにカップルはアンジェラを閉じ込めますが、あっさり窓から脱出。他の4人は森へと逃げます。そこへコールさんが車で駆けつけ、元気なバカを次々と撃退、その間にジョーとアンジェラは2人だけで車で逃走。残されたコールさんは、置いてあったガソリンタンクに気づき、後ろ向きで発砲、見事に爆発させ元気なバカを一掃します(素敵だ)。
一方、アブラクソンに到着したゴムボート組のマットとジミー。ようやく見つけたヘリは、血と肉片で汚れ機能も壊れていました・・・絶望の雄叫びを挙げるマット。
森へ逃れたスティーヴ、カップル、ケイトの4人は、釣り小屋に避難することに・・・。だが、すでに隠れていた元気なバカによって、ケイトを庇ったスティーヴは重傷。カップルは釣り小屋に逃れ、ケイトとスティーヴを締め出しました。
ジョーはアンジェラにお腹の子供のためにも研究に協力してはいけない、と忠告し、自分の事件が麻薬中毒で銃を持った14歳の少年を射殺したことだと話す。
人でなしカップルは、ケイトが騒ぐので扉を開け、思い切り殴られます(よし)。そこにジョー&アンジェラ、オフロードバイクで来たコールさんも合流。ジョーは、アンジェラを研究に使わせない、とコールさんに銃を向けます。
「お前に人は殺せない、目を見れば分る・・・俺は、数え切れない人を殺してきた。だが、お前は何があっても俺のようになるな」
さすがコールさん。この説得に崩れたジョーは、コールさんの言葉に従って、もう助からないスティーヴに銃を渡します。銃声が響き、スティーヴが人として逝くと、コールさんはバカップルに怒りの説教タイム。バカップルは、ケイトに罪を擦り付けようとし、アンジェラも抑えていた感情が爆発。閉じ込めたのがケイトでなくとも、助けようとしなかったのも事実・・・、被験者である自分をみんなが嫌っていると叫びます。
一方、ヘリの横で打ちひしがれていたマットは、突然繋がった無線から、テムズ河と支流の合流地点に救助艇が来ると聞く。早速、ジミーに教えに行ったが、すでに発症して元気なバカになっていたジミーが襲い掛かる。
重苦しい車中で、またバカップル♂が余計なことを言ったせいで、アンジェラは車を降りてジミーと行くと叫ぶ。しかし、コールさんは、アンジェラの目を見て強い口調で言う。
「・・・最後まで無事に君を送り届けたい・・・頼む、君だけが望みなんだ」
この言葉にアンジェラも心を動かされ・・・たのも束の間、また元気なバカの群れが襲ってきました。
行く手を遮る元気なバカの群れを掻い潜り、埠頭の近くまで来れたのに、ついに車はコンテナに衝突。その衝撃で、積み荷の鉄芯が車に突き刺さり、ケイトは首を貫かれて虫の息・・・。バカップル♂の噛み傷も再活性化し、不穏な状況の中、追いすがってきた元気なバカの群れにケイトは蹂躙されます。
しかも、ジョーが再びアンジェラと2人で逃げると言い出し、アンジェラは「みんなのためよ」と拒否。コールさんがジョーに当身を喰らわせて担ぎ上げます(最高)。
辿り付いたヘリは、故障。そこへすぐにマットが現れ、「ボートで16km下流に救助が来る、奴らは水が苦手だから、きっと逃げられる」、と。
ここで、ついにバカップル♂が発症。置いていこうとすると、バカップル♀がアンジェラの首に破片を突きつけ、連れて行かないと殺すわ、と脅迫。その横からジョーが銃を突きつけ、アンジェラを救う。皆を先に行かせて、「私も連れてって」と哀願するバカップル♀を排除するコールさん(さすがだ)。
哀れ、バカップルは元気なバカどもに囲まれて最後を迎える・・・。
ボートに辿り付いた3人は、マットがジミーの襲撃を受ける。それを見たジョーが、マットとアンジェラを助けるためにジミーを押さえ込む。ジミーを撃退したものの、ジョーは傷を負い、アンジェラのお腹の子供へ希望を託して、ここで別れる覚悟を告げる。躊躇するアンジェラに・・・
「アンジェラ、使命を果たせ!」
と、コールさんが声を掛ける。
2人は永遠の別れのキスを交わし、マットとアンジェラはボートで脱出した・・・。
「数え切れない罪を犯してきた、だが、許しは乞わない・・・彼女は、俺たちの光・・・ 世界を救う・・・光だ!」
ジョーは圧倒的な数に破れ、最後までアンジェラのために戦って散った・・・。
『・・・2名の生存者を収容した・・・内、女性1名については、ただちに感染対策室に移送する』
「最後の刻がきた・・・この事態は俺の責任でもある、ケリをつけよう」 END
う~む、コールさんが格好良すぎて、生きてるのが辛い。
間違いなく主人公としての条件を満たしており、許されざる過去を背負い、未来への光を守るために、最後まで自分の責任を全うする姿には、思わず頭が下がります。
ラストも自殺ENDなどという甘いものでは無く、記録を終えたら、チェーンソーを持って再び戦場へ行きましたよ・・・。そろそろ抑制剤も切れるだろうし、あれだけの数に勝てるわけが無いのですが、何故か生きてる気がする、そんな漢(おとこ)でした。
で、映画の感想ですが、展開に強引な点が多く、突付き始めたら長くなるので割愛。
ゾンビでも感染者でもなく、元気なバカと表記してしまいましたが、だってそういう風にしか見えないんだものw設定としては、28シリーズの全力疾走に馬鹿力を加えた感じですね。知性はゼロ、動きは猿、力はリミッター解除、とかなり手強い部類のはずですが、何故か怖くはありません。どちらかというとドラマ性に重点を置いているので、元気なバカが只の障害物にしか見えないからでしょうね。いい加減、ゾンビにも飽きているので、これはこれでアリかな、と。
ドラマ性と書きましたが、コールさんのヒーロー描写が主で、他の疑惑ドラマやラブストーリーは添え物程度。全体的に役者の魅力も薄く演技も上手では無いので、余計にコールさんが目立ちます。感染モノにありがちなパンデミックな社会不安も出てませんし、ゴアシーンも控えめ(私的に)で、ラストも希望が持てるし、コールさんは最後までコールさんらしさを貫いてくれました。
私には、ゾンビ映画というより、ダークヒーロー物として集約できる良作でした。
*感染者は水を恐れる・・・直接、ビビっている絵は無かった気がしますが、これは狂犬病の症例を暗に加えてそうですね。レイジウイルスと違うのは、細胞レベルでの変異をしているらしい、という点か。
博士も自分が作った薬品ぐらい、もう少し理解しろよ、と思うけど。ほぼ全てが原因不明では、どうやって抑制剤を調合したんだ?という気になります。
後、感染から発症までの時間が、個体によってまちまちすぎるのは、この手の作品のご愛嬌ですね。
タイトルの直訳『悪魔の遊び場』例によって~オブ・ザ・デッドの安易な邦題ですが、ラン?
・・・イギリスのゾンビは、すでに走るのが定説になってるのか。
今作も感想がちょこちょこ同時進行します。
物語は・・・
いきなりコールさんの独白から始まりました。利益のためなら人殺しも厭わない会社の警備部長だったそうです。
ロンドン・・・ニュージェン社は、ストレス社会の現代人を救うため、精神と肉体に劇的な効用がある新薬『RAK295』を公表。安全性は我が社の厳格な基準に従ったので大丈夫だそうです。
*いや、国や第三者機関に保障してもらおうよw。しかも3万人に2ヶ月って、普通は認可下りませんから、最短で5年は証明しないとね。
非常にキナ臭い開発経路ですが、当然のように被験者には、たった一ヶ月で深刻な副作用が発生しました。高熱に嘔吐、皮下出血に多臓器不全って、どんな劇薬だよ。
究極の見切り発車の開発を行ったブルック博士は、1人/3万人の未発症者であるアンジェラ・ミルズの捜索を警備部長のコールに依頼します。
場面は唐突にロンドン南東部のデプトフォード刑務所・・・水上警察官のジョーは、仕事上のトラブルから訴訟を起こされてます。友人の自動車修理工のスティーヴが保釈金を積んでくれたお陰で、牢屋暮らしは逃れたものの、来週は裁判だそうです。
その頃、アンジェラの足取りを追うコールと部下ビリングは、かなり荒っぽい方法で調査を進めています。どうやら過去には殺人すら命令されたようで、違う意味でブラック会社ですね、この製薬会社。報告を聞いた社長は怒りを抑えてますが、コールの辞職は認める気がないようです。ブルック博士は、ほぼ100%の失敗率を叩き出しているので、思い切り怒られますが、発売を急いだ社長もダメな人だと思います。
どうやら水上警察官のジョーは、アンジェラの恋人で職務中に人を殺したそうです。アンジェラの義兄マットは、無罪かどうかは別にして関係を絶つべきだと言います。
水上警察に出勤したマットは、東部地域で異常事態が発生し、大勢の住人が橋から河に飛び込んでいると聞き現場へ向かいます。
ニュージェン社の実験室では、第一被験者の説明を始めました。投与後、一週間で重度のアレルギー反応を発症、その2日後に生理機能と細胞構造が変化を開始、現在は抑制剤で進行を止めている状態。
*一体、何を開発してるんでしょうね、この自覚の無いマッドサイエンティストは・・・。
朝から抑制剤を止めた(待て)せいで、被験者は覚醒し痙攣を起こす。すると狙ったように停電が起こり、異常な跳躍を見せた被験者は、助手2人を喰い殺します。目に優しくない画面の中で、噛まれた助手’sも覚醒、異様に速い動きで跳ね回ります。あ、ついでにコールさんは手を噛まれました。
出動準備中のマットと同僚の目の前で、ビルが爆発を起こしました。そこへ巡査部長(ハゲ)が走ってくると、何も言わずに警察船に飛び乗って行ってしまいます。署に戻ってみると、あちこちに血や肉片が飛び散り、監視カメラでは物凄い勢いでバカが走ってます。
実験室では、コールさんと狂化学者ブルックが生き残り、他は社長も含めて全員やられたそうです。ドアの外では血を流した元気なバカが扉を殴ってます。感染経路も原因も分らないブルックから、何故か抑制剤(効用は18時間)3本を貰い、2人で外へ出ると、化け物と勘違いしたビリングにいきなり博士が刺されました(あながち、間違いではない)。
「死ぬな、ブルック・・・俺のためにもっ!」
さすがは、コールさん。博士の最後の言葉は「アンジェラ・ミルズを探せ」でした。コールさんの噛み跡を見たビリングに撃たれそうになりますが、ここは華麗に返り撃ち(しかも、ヘッドショット)。とりあえず発症しそうになったので、一本目の抑制剤を自分で注射。施設内のやたら元気なバカどもを撃退しつつ、駐車場で車をゲット。
一方、アンジェラサイドでも騒ぎが広がっており、アブラクソンの川岸でマットたちと合流予定。車で立ち去ったアンジェラたちと入れ違いにコールさんが家に到着、車のナンバー、ハンマーと包丁をゲットして後を追います。
ジョーとスティーヴも、TVで異常事態を知りましたが、とりあえず現状の修理工場で待機するそうです。
アンジェラとケイトは、大渋滞に巻き込まれ、薬の話をしますがアンジェラは未発症のようです。そこへ元気なバカの集団が迫ってきたので、わき道へと車で逃走。
追いかけるコールさんも襲われますが、画像のように絞首して一旦は撃退します。しかし、この元気なバカは、これぐらいでは死なないので、クールなコールさんは放っておいて車を乗り換えました。
アンジェラとケイトは、さっきの逃走で車が故障したので、近くにあるスティーヴの修理工場へ向かいます。コールさんが乗り換えた車はガス欠になったので、元気なバカと追いかけっこです。
恋人のジョーと再会するアンジェラ。これで、工場には4人待機になりました。アブラクソンで義兄マットらと合流してヘリで脱出する予定だと告げるアンジェラ。そこへ元気なバカに追われたカップルが逃げ込んできました。ついでに、元気なスーツ姿のバカも扉を破って飛び込んできました。とりあえず撃退して、スティーヴがオーバーキル気味にトドメを刺します。これで、工場は6人になりました。黙っていれば良いのに「脱出に成功してもヘリに乗れるのは4人・・・」と、アンジェラは「何とかしましょう」と根拠の無い事を言います。
そこへコールさんが到着。発作に見舞われますが、2本目の抑制剤を注射して、工場へ参加します。すでに周りは元気なバカの群れに囲まれ、異常な跳躍力であちこちから襲い掛かってきます。カップルの男が噛まれ、元気なバカ女に躊躇したジョーを突き飛ばし、コールさんは相手が元女でも容赦なくハンマーでメッタ打ちにして撲殺します。どうにかスティーヴとの肉弾コンビで侵入者は撃退したものの、すでに街からは人影も絶えています。
まだ署内に居たマットとジミーも、ついに元気なバカどもに見つかり、ジミーが少し齧られましたが、何とかゴムボートで脱出。ここで、元気なバカどもは水が怖い、という設定が見つかりました。
とりあえずカップルの男が噛まれた指をコールさんが切断し、元気なバカから逃げるために、こちらもスピードが車が要る、と仕切り始めます。さっき倒れたのは糖尿病だ、と言い訳して第二派が来る前に車の修理に取り掛かります。逃走手段でジョーとコールさんが口論になりますが、この辺のドラマはどうでもいいです。
コールさんは、アンジェラだけに正体を証し、国外の研究機関で調べれば感染者を(俺を)救えるかもしれない、と頼みます。この騒ぎの原因が、あの薬のせいだと知ったアンジェラは、動揺しながらもジョーに自分が妊娠していることを告げます。
置いてきぼりにされる不安を抱えるカップルは、ケイトにアンジェラの危険性を説き懐柔しようとしますが失敗。
エンジン音を聞きつけた元気なバカの群れが襲ってきました。そのドサクサにカップルはアンジェラを閉じ込めますが、あっさり窓から脱出。他の4人は森へと逃げます。そこへコールさんが車で駆けつけ、元気なバカを次々と撃退、その間にジョーとアンジェラは2人だけで車で逃走。残されたコールさんは、置いてあったガソリンタンクに気づき、後ろ向きで発砲、見事に爆発させ元気なバカを一掃します(素敵だ)。
一方、アブラクソンに到着したゴムボート組のマットとジミー。ようやく見つけたヘリは、血と肉片で汚れ機能も壊れていました・・・絶望の雄叫びを挙げるマット。
森へ逃れたスティーヴ、カップル、ケイトの4人は、釣り小屋に避難することに・・・。だが、すでに隠れていた元気なバカによって、ケイトを庇ったスティーヴは重傷。カップルは釣り小屋に逃れ、ケイトとスティーヴを締め出しました。
ジョーはアンジェラにお腹の子供のためにも研究に協力してはいけない、と忠告し、自分の事件が麻薬中毒で銃を持った14歳の少年を射殺したことだと話す。
人でなしカップルは、ケイトが騒ぐので扉を開け、思い切り殴られます(よし)。そこにジョー&アンジェラ、オフロードバイクで来たコールさんも合流。ジョーは、アンジェラを研究に使わせない、とコールさんに銃を向けます。
「お前に人は殺せない、目を見れば分る・・・俺は、数え切れない人を殺してきた。だが、お前は何があっても俺のようになるな」
さすがコールさん。この説得に崩れたジョーは、コールさんの言葉に従って、もう助からないスティーヴに銃を渡します。銃声が響き、スティーヴが人として逝くと、コールさんはバカップルに怒りの説教タイム。バカップルは、ケイトに罪を擦り付けようとし、アンジェラも抑えていた感情が爆発。閉じ込めたのがケイトでなくとも、助けようとしなかったのも事実・・・、被験者である自分をみんなが嫌っていると叫びます。
一方、ヘリの横で打ちひしがれていたマットは、突然繋がった無線から、テムズ河と支流の合流地点に救助艇が来ると聞く。早速、ジミーに教えに行ったが、すでに発症して元気なバカになっていたジミーが襲い掛かる。
重苦しい車中で、またバカップル♂が余計なことを言ったせいで、アンジェラは車を降りてジミーと行くと叫ぶ。しかし、コールさんは、アンジェラの目を見て強い口調で言う。
「・・・最後まで無事に君を送り届けたい・・・頼む、君だけが望みなんだ」
この言葉にアンジェラも心を動かされ・・・たのも束の間、また元気なバカの群れが襲ってきました。
行く手を遮る元気なバカの群れを掻い潜り、埠頭の近くまで来れたのに、ついに車はコンテナに衝突。その衝撃で、積み荷の鉄芯が車に突き刺さり、ケイトは首を貫かれて虫の息・・・。バカップル♂の噛み傷も再活性化し、不穏な状況の中、追いすがってきた元気なバカの群れにケイトは蹂躙されます。
しかも、ジョーが再びアンジェラと2人で逃げると言い出し、アンジェラは「みんなのためよ」と拒否。コールさんがジョーに当身を喰らわせて担ぎ上げます(最高)。
辿り付いたヘリは、故障。そこへすぐにマットが現れ、「ボートで16km下流に救助が来る、奴らは水が苦手だから、きっと逃げられる」、と。
ここで、ついにバカップル♂が発症。置いていこうとすると、バカップル♀がアンジェラの首に破片を突きつけ、連れて行かないと殺すわ、と脅迫。その横からジョーが銃を突きつけ、アンジェラを救う。皆を先に行かせて、「私も連れてって」と哀願するバカップル♀を排除するコールさん(さすがだ)。
哀れ、バカップルは元気なバカどもに囲まれて最後を迎える・・・。
ボートに辿り付いた3人は、マットがジミーの襲撃を受ける。それを見たジョーが、マットとアンジェラを助けるためにジミーを押さえ込む。ジミーを撃退したものの、ジョーは傷を負い、アンジェラのお腹の子供へ希望を託して、ここで別れる覚悟を告げる。躊躇するアンジェラに・・・
「アンジェラ、使命を果たせ!」
と、コールさんが声を掛ける。
2人は永遠の別れのキスを交わし、マットとアンジェラはボートで脱出した・・・。
「数え切れない罪を犯してきた、だが、許しは乞わない・・・彼女は、俺たちの光・・・ 世界を救う・・・光だ!」
ジョーは圧倒的な数に破れ、最後までアンジェラのために戦って散った・・・。
『・・・2名の生存者を収容した・・・内、女性1名については、ただちに感染対策室に移送する』
「最後の刻がきた・・・この事態は俺の責任でもある、ケリをつけよう」 END
う~む、コールさんが格好良すぎて、生きてるのが辛い。
間違いなく主人公としての条件を満たしており、許されざる過去を背負い、未来への光を守るために、最後まで自分の責任を全うする姿には、思わず頭が下がります。
ラストも自殺ENDなどという甘いものでは無く、記録を終えたら、チェーンソーを持って再び戦場へ行きましたよ・・・。そろそろ抑制剤も切れるだろうし、あれだけの数に勝てるわけが無いのですが、何故か生きてる気がする、そんな漢(おとこ)でした。
で、映画の感想ですが、展開に強引な点が多く、突付き始めたら長くなるので割愛。
ゾンビでも感染者でもなく、元気なバカと表記してしまいましたが、だってそういう風にしか見えないんだものw設定としては、28シリーズの全力疾走に馬鹿力を加えた感じですね。知性はゼロ、動きは猿、力はリミッター解除、とかなり手強い部類のはずですが、何故か怖くはありません。どちらかというとドラマ性に重点を置いているので、元気なバカが只の障害物にしか見えないからでしょうね。いい加減、ゾンビにも飽きているので、これはこれでアリかな、と。
ドラマ性と書きましたが、コールさんのヒーロー描写が主で、他の疑惑ドラマやラブストーリーは添え物程度。全体的に役者の魅力も薄く演技も上手では無いので、余計にコールさんが目立ちます。感染モノにありがちなパンデミックな社会不安も出てませんし、ゴアシーンも控えめ(私的に)で、ラストも希望が持てるし、コールさんは最後までコールさんらしさを貫いてくれました。
私には、ゾンビ映画というより、ダークヒーロー物として集約できる良作でした。
*感染者は水を恐れる・・・直接、ビビっている絵は無かった気がしますが、これは狂犬病の症例を暗に加えてそうですね。レイジウイルスと違うのは、細胞レベルでの変異をしているらしい、という点か。
博士も自分が作った薬品ぐらい、もう少し理解しろよ、と思うけど。ほぼ全てが原因不明では、どうやって抑制剤を調合したんだ?という気になります。
後、感染から発症までの時間が、個体によってまちまちすぎるのは、この手の作品のご愛嬌ですね。
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