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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:6017f94e.jpegZONE OF THE DEAD
監督:ミラン・コニェヴィッチ、トドロヴィッチ




ゾンビ映画でケン・フォリー主演というだけで、ゾンビ映画ファンなら必見となるわけです。
ゾーンとドーンか・・・セルビアでロケか・・・まぁ、気にしないで楽しもう、と思い購入したわけですが・・・。
これが存外な掘り出し物で、低予算ながら頑張ってるな~、と感じる良作でした。

物語は・・・
300年前のトルコ人墓地から発掘された4体の死体。年代の割に腐敗が遅く、作業員が骨でケガをしたらぐ死んだ、という滑り出し。コミック調のタイトルが終わり、折しもNATOとセルビアの合同軍事演習が行われ、電車も止まらず、携帯電話も不通という状況の街。駅で3人の不良軍人に絡まれた警官が、銃を取り返そうと揉み合う内に誤まって研究員と制御装置を撃ってしまい、軍の科学班列車から緑色のガスが盛大に漏れる。
かろうじてガスを防いだ老人は、ゾンビに襲われながらも逃げ回ります。
一方、妻の死をトラウマに持つ伝説の捜査員レイエス(ケン・フォリー)は、相棒と共に最後の仕事として、囚人護送の任に就く(フラグですね)。
寺院では宗教めいた独り言を呟く男が、ゾンビ化したシスターと男を素手で瞬殺
新人捜査官ミーナはレイエスを尊敬しており、護送の車中でも態度を崩しません。
さて、一通りキャラが揃った所で、躁鬱気味の大統領とOPの捜査官の会話で、パンチェボ工業地区でブラックスモークという死んだ細胞を生き返らせる化学兵器が生まれたとのこと。
さぁ、諸君準備はいいかな?とばかりに、訳知り顔の囚人も加わり始まったゾンビの大群VS個性的な面々の熾烈なバトル・・・

この映画のゾンビには、新しい設定が加えられてます。
ガスによる一次感染者は動きが機敏で知能も残っており、二次感染者に命令を出せる。
二次感染者は、基本的にロメロゾンビと同程度の運動能力で、知能は無し。
噛まれた傷の度合いで、ゾンビ化への時間が違う。
この設定が活かされている点は何箇所かあり、待機中の二次感染者の集団がずら~っと横になり、そこを通り抜けるシーンは、シュールというか怖いというか、この映画ならではの味がありました。
ゾンビメイクは一級品で、印象に残るシーンも多く、ゴアも充分、「ゾンビ」のオマージュも各所にあり(ニヤニヤ)、登場人物も個性的でキャラ立ちしてます。
終盤のケン・フォリーの貫禄ある演技、大量のゾンビ&一次感染者VSメインキャラのバトルは圧巻。

脚本に惜しい面もありますが、ゾンビ映画では珍しい痛快さがあるので、観ないと損をする映画だと思いますよ。

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