忍者ブログ
B級映画って言うなw 再見して語る映画館
[58]  [57]  [56]  [55]  [54]  [53]  [52]  [51]  [50]  [49]  [48
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

原題:nezumizombi.jpegMulberry Street
監督:ジム・ミクル




タイトルからして、もう嫌な匂いがしてるんですが・・・。
思い切って購入したところ、値段分は楽しめる佳作でした。

物語は・・・
マンハッタン南部開発をクローム社が請け負ったというニュースと、ランニングをする元ボクサーのクラッチ。開発用の土地買収で、マルベリーストリートのアパートも事実上の追い出し通告(*)。娘のケイシーは軍属でケガのために退役、クラッチの元へ帰ると電話する。オットー母子や友達のゲイ黒人、他の部屋の住人も一通り登場。
TVでは、ネズミによる地下鉄事故のニュースが流れ、ホームレスや管理人がネズミに噛まれ、地下鉄は全線運休、ネズミによる襲撃事件が連続で発生し、徒歩で父の元に向かうケイシーは街の不穏な空気に気づきます。マンハッタンは封鎖され、オットーの母親が勤めるパブでネズミ顔の女ゾンビが発生、その頃街の至るところでネズミ顔のゾンビが人々を襲い、マンハッタンは戒厳令が布かれパニックは全域に広がっていた・・・

決して間違いではないが、『ネズミゾンビ』てw
映画の出来が割と良いだけに、もう少し売れるタイトルは無かったものか。本当、日本の販促担当のタイトルセンスは最悪だな(詐欺と衣で儲けてるんだから、もう少し考えろよ)
作品全体の雰囲気は緊迫感もあり、不意打ちに近いゾンビの登場と画面のトーンがよく合ってる。登場人物も個性的でキャラも与えられており、単なる犠牲者としてだけでなく、住人で団結するなど見せ場も多い。
肝心のゾンビメイクだが、まぁネズミらしく耳と歯が特徴的だが、安っぽくは感じないレベルで頑張ってる(笑ってしまうのは仕方ない)。動きもネズミのソレを取り入れたのか、四つ足で走るのもいれば、前足(?)で抑えて噛み付くなど特徴は出そうとしている。
総じて知能は無いに等しいが、ネズミの能力があるらしく音や匂いには敏感、ただ壁や天井裏、床下から出てくるのは、いくらネズミでも反則である。
再開発で何かのウィルスに感染したネズミが、凶暴化して人を噛むと、噛まれた人間もネズミのようなゾンビになる、というアイデアはインパクトはあるが、それ以上でも以下でもない。
撃退法も、主人公が元ボクサーのため殴打でノックダウン、娘が元軍人なのでマーシャルアーツ、他の面々はスプレー火炎放射やネズミ取りで応戦、ジジイは自爆、と銃火気に頼らない一風変わったゾンビ映画である。

ラストシーンは、これまた好みが分かれるところだが、往年のモンスター・パニック映画のラストシーンを思い出したので、こういうのもアリ・・・で、いいかな切ないけど。


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[06/04 離脱ラバ]
[03/18 つぶ]
[05/17 backlink service]
[05/09 れおん]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
崖っぷちのボレロ
性別:
非公開
趣味:
B級映画の収拾
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]