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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:4134c4a9.jpegTHE BLACK SEEP
監督:ジョナサン・キング




人口より羊の数の方が多いといわれる、ニュージーランド産映画。
うん、この映画はニュージーランドでしか撮れないし、撮っちゃいけない気がする。

物語は・・・
のどかな牧場で白い波のように移動する羊たち、雄大な自然の中で牧羊犬が走り、子供も大人の手伝いをする。古き良き風景の後で、ヘンリー少年は、可愛がっていた子羊ダドリーを殺され、兄アンガスの悪趣味なイタズラにあいます。そこに祖母から、父親が事故に遭ったという知らせが・・・。
時は流れ、青年になったヘンリーは羊恐怖症になり、セラピストの薦めで恐々と故郷の牧場へと帰ってくる。祖母は健在で、兄アンガスは新しい羊毛のプレゼンに意欲的に取り組んでいた。アンガスは遺伝子工学のラッシュ博士を雇い、全く新しい品種の羊を生み出そうとしていた。
一方、動物愛護家で神秘主義者のエクスペリエンスは、グラントと共にアンガスの違法な動物実験を探りに来ていたが、暴走したアンガスは実験体の子羊が入った容器を盗み、逃走中に転び肉食の子羊を森で解放してしまう・・・

低予算映画の見本のようなレベルでありながら、どうにか最後まで観れてしまう。
エキストラがなので、余計な金が掛からないからか!
その分、感染した肉食羊に噛まれると、人間も羊人間に変わりますが、馬鹿馬鹿しいご面相ながら妙に気合は入ってます。予算は、この辺りに投入されたと思われます。
プレゼン会場が、肉食羊の群れに蹂躙されるシーンは、笑えないジョークのようで、実にシュール。日本人も「助けてー、誰か助けてー」「わー、食べられるよー」と熱演・・・。人間を襲ってる羊が作り物にしか見えない?HAHAHA、あれは肉食羊だからね、動きがおかしいのさ!orz
とはいえ、ここのゴアシーンはバリエーションも多くて、最大の見せ場ですよ。

ラストに向けての展開も、羊愛に溢れ、ゴアゴアですが、美しいと言えなくも無い。
作ってる側も「何の映画だっけ?」と感じてたと思いますが、こういうイカれた展開も嫌いじゃない。

間違っても良作じゃないし、監督も逸材じゃないですが、こういう映画が観れなくなったら寂しいものです。
低予算映画にはアイデアと工夫を込めろ、という意味では頑張ったと思う映画でした。(ジンギスカン食べたい)

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