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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:The Hills Have Eyes 2c84b3b7e.jpeg
監督:マーティン・ワイズ
配給:プレシディオ



2の監督はドイツ人でMV、CFで活躍中のマーティン・ワイズ。今回は、ウェスも制作だけに留まらず息子まで引き込んで脚本にも参加、前作がそこそこ当ったので分け前を増やす腹積もりでしょうな。

物語は・・・
やっぱり全滅していなかった奇形一家は、のっけから出産&惨殺シーンと飛ばしてくれます。
「2年前 16区と呼ばれる砂漠の軍事地域で旅行中の家族が失踪、翌日未明には半数が虐殺された」
「続く数週間、陸軍は一帯の掃討作戦を敢行。最近、極秘の監視装置の設置が命令され、その設置作業が開始された・・・」
と、いうテロップで始まり、その極秘の監視装置とやらの設置作業員が皆殺しに遭います。
今度は、新兵たちがニューメキシコ州ユマの16区に派遣され、お約束で無線は役に立たず、上官の反感を買ったナポリ(ナポレオン)と通信兵のアンバーを残し、部隊は丘の上の生存者救出に向かうのだが・・・

民間人より強く、軍隊よりは弱い、州の新兵を対戦相手に選んだのは成功か、失敗か。
「今度は戦争だ!」的なノリで撮られた2ですが、とっとと退却できない理由が「戦死した兵士の遺体は持ち帰らねばならない」という縛り。
視聴者にしてみれば「アホな理由だなぁ、応援を呼んでから取りに行けよ・・・」と言われるでしょう。
残留組2人の行動も間違ってるし、結局のところ全員が蟻の巣状態の丘の地下で、逃げたり殺されたりするだけのお化け屋敷映画になってしまった。
一人、一人の死に方は工夫もあり、ゴア度も水準なのに、全体的に冷めた感じで観るはめになるので、どうしても恐怖感や緊張感が湧いてこない。

監督が力量不足なのか、ウェスがしゃしゃり出たのが悪いのか、とにかく凡作になってしまった。

前作のルビーの役割を果たすのが、大男で顔はおっかないが優しい心の奇形さん。どう言うんでしょうか、掃き溜めに鶴は一羽は生まれるんですね。
*どっかで見た顔だと思ったら、ダニエラ・アロンソが「クライモリ デッドエンド」と同じ女兵士役で出てました。


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