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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:The Devil's Rejects 7ad8511f.jpeg
監督:ロブ・ゾンビ




2年後に公開されたマーダー・ライド・ショーの続編。

物語は・・・
「1978年5月18日、ジョン・ワイデル保安官は、ラグスヴィル郡警察を従え”掃討作戦”にて任務を遂行」
「家の中からは75体以上の殺人事件に関する写真や切り抜きが発見された」
「この残忍な犯行を行った一家は、永遠に記憶される”究極の悪魔として”」
前作のラストシーンを飾った少女デニースの写真と全裸で引きずられていく姿で、物語は始まる・・・。
兄のジョージの敵討ちも込めて、ファイアフライ家を重火器で急襲したワイデル保安官だったが、オーティスとベイビーは逃亡、タイニーは森に居たため難を逃れ、マザーは逮捕された。復讐に燃えるワイデルは、マザーを執拗に尋問するが、人を食った態度で拉致があかない。その頃、キャプテン・スポールディングと合流した兄妹は、逃亡中も殺人を重ね、スポールディングの知り合いに匿ってもらうのだが・・・

前作では、狂言回しの役で直接的には殺人に加わらなかったキャプテン・スポールディングが、今回はメインとして活躍する。あの少年は、確実に「ピエロ恐怖症(道化恐怖症)」になっただろう。
ロードキラーの展開がメインだが、それを追跡するワイデル保安官の執念も常軌を逸しており、逃げるキチガイと追うキチガイの、どちらにも共感できない。
前作もそうだったが、所々に実在のシリアルキラーの名が出ており、架空の殺人一家の存在にリアリティーを与えようという試みかもしれない。(全員わかってしまう自分もヤヴァイが)

歪んではいても家族の絆を持っているというのも、この作品の面白いところ。
最も、犠牲者にしてみれば、何を言ってるんだこいつら、と怒りに震えるだろうけど。
そして、自業自得とはいえ、次々と欠けて行く家族(唯一タイニーのシーンは不覚にもグッときた)の姿を浮かべながら、あくまで陽気に、狂気を武器に、破滅へと進んでいく。

映画全体の総評としては、前作ほどの息苦しさが無く、カット割やシーンも単調、ゴアもリアリティを追及したせいか迫力に欠ける、その分ねちっこいシーンは健在だが、ラストまで突っ走るには加速不足な作品になっている。ロブ・ゾンビらしさは出ているものの、作品の完成度は並かそれ以下と言わざるを得ない。
ファンであるからには、悪い点は悪いと、はっきりさせておくべきだと思うので厳しい評価になってしまう。

*ハロウィンのリメイクで魅せた成長ぶりで帳消しにしてあげたい。
*2009年に米で制作したアニメ映画というのを、ぜひ国内版でリリースして欲しい。(まさか、ハッピーツリーフレンズみたいな作品じゃないだろうなw)

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