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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:ESCAPE FROM LA186645fe.jpeg
監督:ジョン・カーペンター




ニューヨーク1997」から、15年ぶりに制作されたセルフリメイクと呼ぶべき続編。
SFやホラーが続いていた作風に、久しぶりに登場したアクションであり、かのスネーク(カート・ラッセル)が再び観れる嬉しい作品。(便宜上アクションにカテゴライズしたが、一応SFでもある)

物語は・・・
1998年、アメリカの反政府組織の勢いが増し、LAは悪徳と犯罪で混乱を極め、合衆国警察隊が結成された。当時の大統領は「神の審判」が起こると予言。2000年8月LAはM9.6の大地震に見舞われ、本土から分離した。大統領は憲法改正で任期終身制となり、首都をバージニア州リンチバーグに移し、LAは流刑地となり警察隊に監視されることになった。
2013年、「一度入ったら2度と戻れない」というLAの地に、スネークことボブ・プリスキンが流刑されることになった。例によって裏取引の任務は「大統領令嬢ユートピアが極秘のブラックボックスを盗み、LAに降下しテロ組織リーダーのキュエルボ・ジョーンズと合流した。ブラックボックスを奪回しろ」というもの。またまた、プルトキシン7という致死率100%のウィルスを注射され、時間内に任務を達成して戻れば解毒剤を射つ。と。
武器とステルススーツを身に着けたスネークは、原子力潜水艇で単身LAへ乗り込むのだった・・・

多少のギミックとスネークの本名が変更になっただけで、大筋は前作と同じ。SF的な近未来装備も登場するが、メインはスネークのアクションなので、早々に失うことになる。
ただ、前作は町の様子がスラム化した刑務所レベルだったのが、本作ではよりクイジーなイカレた(イカした)連中が、それぞれにコミュニティーを形成しており、ロスの公衆衛生局長官率いる人体移植とミンチ工場、お隣の国の方々で構成されたコリアンドラゴン、タンカーを根城にしている元カージャック・マローンことハーシュの一団、それにキュエルボのテロ組織、ともう魔界都市である。(*)
他にも情報屋のエディ、名も無き女、パンク化した大統領令嬢、謎のサーファー、と粒揃いである。
この狂った世界を乾いた死を背負いながら、時にバスケをし、サーフィンをし、空を飛び、と縦横無尽に突進するスネークのタフガイぶりに酔いしれよう。
ついでに大統領にお返しを・・・。

*作家の菊池秀行氏はB級映画マニアで有名だが、本シリーズにインスパイアされたのが魔界都市シリーズだと語っている。
*バージニア州リンチバーグ、ここは笑うところである。かの悪名高き優生学全盛の時代に知的障害、特定疾患、色盲、てんかん、盲・聾唖、など遺伝子的に劣性と看做された人々が、強制的にパイプカット、避妊手術を行われ、リンチバーグ市に住まわされた。別名「Garbage Abandonment place(ゴミ廃棄場)」という異名を賜った。言い得て妙な首都移転先である。(現在は、条例は廃止され優生学は否定されている)

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