B級映画って言うなw
再見して語る映画館
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ラヴ・クラフトの創作物であり、著者を知らなくてもこの本の名前だけは知っているという人がいるぐらい有名な魔道書をテーマにしたオムニバス映画。
監督は、仏(クリストフ・ガンズ)・日(金子修介)・米(ブライアン・ユズナ)で、全体の構成はサミュエル・ハディダとユズナが制作している。
物語は・・・
1932年の秋、ネクロノミカンがアメリカにあることを知ったH・P・ラヴ・クラフトは、密教の僧が守る寺院を尋ねる。鉄格子で厳重に守られた地下室で、招かれるようにネクロノミカンを手にしたラヴ・クラフトは、ゆっくりとページを手繰るのであった・・・
(ザ・ドラウンド)
遺産の相続と忌まわしい記憶を忘れ去るために、ニューイングランドの海岸脇の古ホテルを訪れたエドワード・デ・ラプア。60年もの間放置されていた廃ホテルには、建物に纏わる話があった。それは、エドの伯母エマが海難事故で死に、伯父のジェスロは数日後に後を追うようにホテルのテラスから海へ身を投げて死んだという。遺産の女性管理人から伯父ジェスロからの手紙を受け取ったエドは、その晩をホテルで過ごす。60年前からの手紙には「妻エマと8歳の息子ヨンを嵐で失い、絶望から信仰を捨てたジェスロの元に不気味な生物(インスマス顔?ダゴン?)が訪れ、ネクロノミカンを置いていった。”霊体によって死さえ死ぬ”という暗黒の儀式で妻子を甦らせたジェスロだったが、ソレはすでに元の妻子では無かった・・・」。それを読んだエドは、謎の声に導かれ肖像画の裏のネクロノミカンを手にし、自らも失った最愛の妻クララを甦らせるべく、呪文を詠唱するのだった・・・。
(ザ・コールド)
屋上で不気味に機械が動くアパート、その入り口に「貸し部屋あり」の貼り紙。そこを訪れた新聞記者のデイルは、近辺で40年の間に11人が同じ手口で殺された事件でエイミーに話を持ちかける。凍えるような部屋に通されたデイルは、80年前に土地登記されたDr.マデンの死亡届けが出ていない件を記事にするとエイミーを脅し、話を聞きだすのだった・・・。22年前、エイミーの母はボストンに来て、リナという大家からアパートの2階を借り、虐待する義父サムから逃れたはずだったが・・・すぐに居場所が割れ、関係を迫られたエミリーは3階へと逃れ、そこに住むDr.マデンに救われた。マデンは、部屋を異常に冷たくしているのは特殊な皮膚病に冒されているからだ、と説明し優しくエイミーを部屋に帰す。その夜、エミリーは顔に滴り落ちてきた血を怪しみ、3階へと向かい、そこで義父サムの背中にドリルで穴を空けるリナとマデンを見て失神する。優しい二人の素振りから夢だと思ったエミリーだったが、仕事を探しに行った先でマデンは100歳を越えているはずだと言われ、更に客の警官が見ていた報告書から義父サムが殺されたことを知る。急いでDr.マデンを問い詰めるエミリーだったが、そこでDr.マデンがネクロノミカンの”生命を保存する方法”を行い、生き続けていることを教えられ・・・
(ウィスパーズ)
”かつては善良な市民が住んでいた町だったが、今では悪魔に支配されている。悪魔の名は―ブッチャー”。
パトカーで追跡中に事故を起こした妊娠中の女性警官サラは、彼氏で相棒のポールが重症のまま何処かへ引きずられていくのを見る。無線が使えず、一人で血の跡を追っていくサラだったが、床板を踏み抜き下へ落下してしまう。そこで怪しい男を組み伏せ尋問するが、犯人は”ブッチャー”で自分はビルの持ち主だという。男の案内で更に地下へと進むサラは、突然銃撃されるが、撃ったのは盲目の女で、アイツと間違えた、という。
男と女の話は何かチグハグで、与太話と聞き流したサラは、「大昔にここを通ったのが”ブッチャー”だ」という男の案内で、地下に広がる儀式めいた不気味なトンネルを進む。「ここだ」という場所で、サラは男の靴がポールを連れ去った男の物と気づくが、女に火を投げつけられ穴の中へ落ちてしまう・・・
3つの物語を読み終えたラヴ・クラフトは、僧侶に見つかるが・・・
さて、オムニバスで詰め込んだ3作、ゴシックホラー、サスペンスホラー、ゴアホラー、と味付けも違い、それぞれの特色を楽しむことは出来る。
だが、映画としては3流で、何が悪いって脚本が酷すぎる。
唯一、映画としての水準を保っているのは(ザ・コールド)か・・・手堅い作品である。
(ザ・ドラウンド)も雰囲気は悪くはないのだが、今ひとつ決定打に欠ける。
最悪は(ウィスパーズ)で、ネクロノミカンのネの字も出ない。というか変な捻りを入れずに、普通にゴア映画を別に撮った方が、まだ観れる作品になったのではないか?
ユズナの癖の悪さが出てしまった出来栄えである。(ゴアに関しては、かなり水準が高い)
癖が悪いと言えば、アバンとラストパートを撮ったのは間違いなくユズナだが、ラヴ・クラフトを何者だと思ってるんだw
ここまで悪ノリされると、酷いのを通り越して爆笑したわ、こら!
監督は、仏(クリストフ・ガンズ)・日(金子修介)・米(ブライアン・ユズナ)で、全体の構成はサミュエル・ハディダとユズナが制作している。
物語は・・・
1932年の秋、ネクロノミカンがアメリカにあることを知ったH・P・ラヴ・クラフトは、密教の僧が守る寺院を尋ねる。鉄格子で厳重に守られた地下室で、招かれるようにネクロノミカンを手にしたラヴ・クラフトは、ゆっくりとページを手繰るのであった・・・
(ザ・ドラウンド)
遺産の相続と忌まわしい記憶を忘れ去るために、ニューイングランドの海岸脇の古ホテルを訪れたエドワード・デ・ラプア。60年もの間放置されていた廃ホテルには、建物に纏わる話があった。それは、エドの伯母エマが海難事故で死に、伯父のジェスロは数日後に後を追うようにホテルのテラスから海へ身を投げて死んだという。遺産の女性管理人から伯父ジェスロからの手紙を受け取ったエドは、その晩をホテルで過ごす。60年前からの手紙には「妻エマと8歳の息子ヨンを嵐で失い、絶望から信仰を捨てたジェスロの元に不気味な生物(インスマス顔?ダゴン?)が訪れ、ネクロノミカンを置いていった。”霊体によって死さえ死ぬ”という暗黒の儀式で妻子を甦らせたジェスロだったが、ソレはすでに元の妻子では無かった・・・」。それを読んだエドは、謎の声に導かれ肖像画の裏のネクロノミカンを手にし、自らも失った最愛の妻クララを甦らせるべく、呪文を詠唱するのだった・・・。
(ザ・コールド)
屋上で不気味に機械が動くアパート、その入り口に「貸し部屋あり」の貼り紙。そこを訪れた新聞記者のデイルは、近辺で40年の間に11人が同じ手口で殺された事件でエイミーに話を持ちかける。凍えるような部屋に通されたデイルは、80年前に土地登記されたDr.マデンの死亡届けが出ていない件を記事にするとエイミーを脅し、話を聞きだすのだった・・・。22年前、エイミーの母はボストンに来て、リナという大家からアパートの2階を借り、虐待する義父サムから逃れたはずだったが・・・すぐに居場所が割れ、関係を迫られたエミリーは3階へと逃れ、そこに住むDr.マデンに救われた。マデンは、部屋を異常に冷たくしているのは特殊な皮膚病に冒されているからだ、と説明し優しくエイミーを部屋に帰す。その夜、エミリーは顔に滴り落ちてきた血を怪しみ、3階へと向かい、そこで義父サムの背中にドリルで穴を空けるリナとマデンを見て失神する。優しい二人の素振りから夢だと思ったエミリーだったが、仕事を探しに行った先でマデンは100歳を越えているはずだと言われ、更に客の警官が見ていた報告書から義父サムが殺されたことを知る。急いでDr.マデンを問い詰めるエミリーだったが、そこでDr.マデンがネクロノミカンの”生命を保存する方法”を行い、生き続けていることを教えられ・・・
(ウィスパーズ)
”かつては善良な市民が住んでいた町だったが、今では悪魔に支配されている。悪魔の名は―ブッチャー”。
パトカーで追跡中に事故を起こした妊娠中の女性警官サラは、彼氏で相棒のポールが重症のまま何処かへ引きずられていくのを見る。無線が使えず、一人で血の跡を追っていくサラだったが、床板を踏み抜き下へ落下してしまう。そこで怪しい男を組み伏せ尋問するが、犯人は”ブッチャー”で自分はビルの持ち主だという。男の案内で更に地下へと進むサラは、突然銃撃されるが、撃ったのは盲目の女で、アイツと間違えた、という。
男と女の話は何かチグハグで、与太話と聞き流したサラは、「大昔にここを通ったのが”ブッチャー”だ」という男の案内で、地下に広がる儀式めいた不気味なトンネルを進む。「ここだ」という場所で、サラは男の靴がポールを連れ去った男の物と気づくが、女に火を投げつけられ穴の中へ落ちてしまう・・・
3つの物語を読み終えたラヴ・クラフトは、僧侶に見つかるが・・・
さて、オムニバスで詰め込んだ3作、ゴシックホラー、サスペンスホラー、ゴアホラー、と味付けも違い、それぞれの特色を楽しむことは出来る。
だが、映画としては3流で、何が悪いって脚本が酷すぎる。
唯一、映画としての水準を保っているのは(ザ・コールド)か・・・手堅い作品である。
(ザ・ドラウンド)も雰囲気は悪くはないのだが、今ひとつ決定打に欠ける。
最悪は(ウィスパーズ)で、ネクロノミカンのネの字も出ない。というか変な捻りを入れずに、普通にゴア映画を別に撮った方が、まだ観れる作品になったのではないか?
ユズナの癖の悪さが出てしまった出来栄えである。(ゴアに関しては、かなり水準が高い)
癖が悪いと言えば、アバンとラストパートを撮ったのは間違いなくユズナだが、ラヴ・クラフトを何者だと思ってるんだw
ここまで悪ノリされると、酷いのを通り越して爆笑したわ、こら!
PR
この記事にコメントする