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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:Prince of Darknessf57cc58e.jpeg
監督:ジョン・カーペンター




ジョン・カーペンターのオカルト・ホラー。意外なことに、悪魔関連のこのジャンルは何気に初監督なんですね。(ゴーストハンターズを入れたくない)
原題が示す通り、闇の王子、とでも意訳しておきましょう(出番無いけど)。

物語は・・・
カールトン神父の死、残された銀の小箱と一冊の日記。
『眠りの兄弟へ私は警告する。恐るべきものが目を覚まそうとしている』
16世紀に建てられた聖ゴダール教会の地下、『眠りの兄弟』の宗派は、そこにある秘密を守り通してきた。
バイラック教授は、大司祭の依頼で専門家と優秀な学生たちを集め、本の解読と緑色の流動体の解析を始める。それに呼応するように、建物の周囲には不気味な一団が現れ・・・・・・

科学とオカルトを混じえた新感覚のホラーを撮ろう、という意気込みは感じる作品。
ただ、会話や内容に矛盾も多く、無理やり科学的や宗教的な雰囲気を出すために導入した部分が、物語を難解にではなく破綻させてしまっている。
不気味な一団によって襲われるため建物から出られない状況、徐々に闇の王子の毒気に当てられ狂いだす研究者たち、何者かによって未来から送られてくるキャサリンの夢、とお膳立ては充分なだけに惜しい。
ゴアシーンも頑張っており、恐怖感を出すのに一役買っているが(口からピュ~ッはともかく)、肝心の闇の王子とやらが復活するのを阻止する辺りになると、全く恐怖感や緊張感は無く、代わりに多少の脱力を感じる。

これは、完全に脚本のミスであり、演出、音楽、ゴアシーン、と問題ないレベルなだけに、どうしてこうなった?とジョンに聞いてみたい出来である。
ファンなだけに残念な作品と言わざるを得ない。


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