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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:THE MIST Mist94e2cedf.jpeg
監督:フランク・ダボラン

ネタバレに、なるかな


おいおい、B級映画のサイトじゃないのかよ!承知しねぇぞ、コブ平!(誰だよ)、とお叱りを受けそう・・・。
だが、私は謝らないw
監督は、スティーヴン・キングの映画化を2度も成功させた奇跡の男、フランク・ダボラン。
手垢がつくまでネタをこねくり回して能書きを付けた小説を映画化するのは難しい。
だからこそ、奇跡の男なのだ。


物語は・・・
小説「ダークタワー」のポスターを描きながら、「THE THING」のポスターを飾る男、デヴィッド。
夜の嵐は激しさを増し、停電の中、不安そうに外を見つめる家族3人。
ついには、木が窓を突き破り、彼の仕事場をめちゃくちゃにしてしまう。

朝になり嵐は治まったが、遥か山脈から霧(Mist)が広がりつつあった。
家の修復のため材料を買出しに向かうデヴィッドと息子のビリー、隣家のブレントも同乗してショッピングセンターへ向かう。途中で急ぐ様子の軍用車数台とすれ違ったので、山間の基地の話になり「アロウヘッド計画」というゴシップ紛いの噂を話して笑う二人。
店に入る前に携帯電話を確かめ、電波がもどっていないので公衆電話を使うが、これも不通になっていた。
停電のため、レジは長蛇の列だったが、顔見知りとの会話で暇を潰す余裕があった。

軍役の3人の若者が店内に入り、30分のバス待ちの間に買い物をしていた。そこにMPの軍用車が来て、3人の休暇が取り止めになったから5分でジープに乗るように、と命令が下る。外ではパトカーや消防車が走り、嵐の翌日の慌しさだ、と誰もが思っていた。
突然、町に警報が流れ、血まみれの中年男が店に飛び込んできて叫んだ。

霧の中に何かいるぞ!


この後、ものすごい速さで広がった霧にショッピングセンターは包囲され、異界の生物の恐怖に慄きながら物語は進む。
脱出不可能な密室の中で、次第に人のエゴや弱さが顔を出し、宗教や破滅に走る姿は考えさせられる。
娯楽作品としてのモンスター描写も金が掛かっており、霧の中から現れる醜悪な怪物たちは一見の価値あり。
ラストは、激しく好みが分かれるところだが、これまでの展開を考えれば、まず妥当な線だと思う。
キングは、このラストに上機嫌で、思いついていたら使った、とまで褒めちぎっているそうな。

よく「ザ・フォッグ」が引き合いに出されるが、霧しか共通点は無く、全く似つかない作風の映画である。


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