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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:SKINNED DEEPd0016c5c.jpeg
監督:ガブリエル・バータロス




このジャンルを愛好していると、たまに変な当りを引くことがある。
それが、この映画にもいえるのだが、良作とかそういう意味じゃなく・・・そう、妙にパワーを感じる作品。

物語は・・・
自分の肌に「SD」の焼印を押す謎の男、そのままタイトルの「SKINNED DEEP」へと変わる。自動車修理屋のおっさんの車が、謎のトラックの追撃を受け、コートを纏った男に攻撃され横転する。異様なマスクを付けた男は、じいさんにトドメを刺すと、車を分解して欲しいパーツだけ持ち去る。
アメリカ縦断旅行中のロックウェル一家フィル、グロリア、ティナ、マシューの4人は、途中で車の事故を見かけ、パンクのために立ち往生する。道路沿いの店に電話を借りに行ったものの、女主人から修理工場は閉まっていると言われ、向かい側の自宅へ招待を受ける。一家を引き連れて訪問したフィルだったが、家の中はどことなく不気味な雰囲気が漂い、女主人、椅子で動かないサージョン(外科医)、小人症のプレート、大きな被り物をしたブレイン、スピーカーから聞こえる謎の声の主、と警戒レベルMAXな面々が揃う。妻のグロリアがサージョンの写真を撮ったのをきっかけに、デスマスクを脱ぎ捨てたサージョンが殺戮を開始。あっという間に両親は殺され、外へ逃げ出した姉弟も追い詰められる。
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姉のティナはブレインの懇願で生き延びるが、弟のマシュー君は、このように真っ二つ

監禁されたティナは、何とか逃げ出そうと頑張り、たまたま居合わせた客に助けを求めるが、緊急集合に呼ばれたサージョンに客は殺され、ティナはブレインの世話で虜に逆戻り。
この作品は、ここから異次元の展開を見せる。
デカイ頭に飾り物をしたブレインは、ティナとタンデムで湖畔のデートに出かけ、クリエイターと呼ばれる存在が自分たちを作ったという。
サージェンとプレートにドレスを着せられ、トラックの前面に鎖で縛られたティナは、二人が車を襲い殺戮を行うのを見せ付けられる。ブレインの懇願も虚しく、ティナは最期の生き残りの口に砂を注がされ、殺人の仲間になる儀式を強要される。
一方、仲間が殺されたことを知った老人ライダーズは、復讐のために一家を襲いにくるのだが・・・

え~と、無理に説明すると、こんな感じです。
この後、老人ライダーズが全滅したり、ティナが覚醒して反撃したり、クリエイターが・・・だったりするのですが、ラストも・・・まぁ、いいか。

全体的に素人臭さが凄いんですが、時折上手なシーンがあったり、テキサス・チェーンソー・マサカーを意識した場面があります。クリーチャー一家が人殺しを繰り広げるというのが基本路線で、そこに理解不能なシーンを挿入し、お約束で覚醒したヒロインが逆襲、ある意味衝撃的な事実を知ったり、ラストはよくあるオチ。

マシュー君の間から見える通り、サージェンの造形はかなり良く、小人症のクリーチャーも久しぶりに映画で観れて、ゴアも下手糞ながら頑張ってます。
技術的な面は低レベルですが、これを見せたいという意気込みは伝わってくる作品ですね。

カルト化するかどうかは、これからの監督次第でしょうが、とりあえず最後まで観れないことはないレベルに仕上がってます。(合わない人は即行で止めると思いますが)

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