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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:Vampirese63e6acc.jpeg
監督:ジョン・カーペンター




ヴァンパイア映画が、やたらと続いた時期がありまして、ジョンも本作を発表。
邦題で、余計な文句を後ろに付けられたせいで、こちらが続編と思ってる人も多いとか。

物語は・・・
郊外の一軒家を監視する男たち。「クソ溜め」と呼ばれた屋内に、銃器と防護服で武装し、
神父の祈りを受けて突入します。サングラスのジャック(ジェームズ・ウッド)をリーダーに、チームは若い女を蜂の巣にし、ワイヤー付きボウガンで表へ引きずり出します。日光に当った女は炎上し爆散、彼らはバチカンの吸血鬼ハンター、スレイヤー。9匹のヴァンパイアを仕留め活き上がる皆をよそに、ジャックだけは親玉が居なかったことを不審に思う。
討伐成功のパーティーで盛り上がるモーテルで、ジャックはカトリーナという娼婦に誘われ、彼女を先に部屋へ行かせてビールを取りに行く。だが、部屋ではヴァンパイヤの親玉ヴァレックが侵入しており、カトリーナは血を吸われてしまう。続いてパーティに現れたヴァレックは、スレイヤーと娼婦たちを圧倒的な力で蹂躙し殺戮し尽す。逃げ延びる事が出来たのは、ジャックとモントーヤ、それと吸血されたカトリーナだけだった。朝になり、モーテルに引き返したジャックは、スレイヤーの掟通り、全員の死体をヴァンパイア化しないように破壊し、火で焼き尽くす。
アルバ枢機卿と対面したジャックは、ヨーロッパチームが全滅したこと、襲撃してきた親玉が600年以上を生きる第一番目・最初のヴァンパイアで元神父の魔鬼ヴァレックであると知る。枢機卿はアダム神父の同行を命じるが、復讐に燃えるジャックは枢機卿の命令さえ耳に入らない。どうにか同行したアダム神父だったが、車中で黒い十字架と昼間でも歩く吸血鬼(デイ・ウォーカー)の話をする。
一方、カトリーナは吸血鬼化が始まり、ヴァレックの見ているヴィジョンを共有するようになっていた。余りのショックに投身自殺を企てるが、モントーヤが阻止し、怪我をした彼の血の臭いに反射的に噛み付いてしまう。2人に合流したジャックは、カトリーナのヴィジョンを利用して、ヴァレックの位置と目的を知ろうとし、神父の死と地図、サン・ミゲルの地名を知る。サン・ミゲルを調べたジャックとアダム神父だが、特に何も得られず、夜になってカトリーナのヴィジョンで魔鬼ヴァレックと同等の力を持つ7人のヴァンパイアが行動を開始したことを知るのだった・・・

一言で言えば「出落ち」。前半の滑り出しは最高なのに、中盤からずるずると脱力していく感じですね。
この後、ベルジアの十字架(黒の十字架)を巡り、ヴァレック誕生の話、儀式の阻止と意外な人物の裏切り(見え見えの伏線)と進むわけですが、ほとんどの手掛かりはカトリーナのヴィジョンから進展し、そのせいかテンポが悪く、捻りの無い脚本のせいで先が読めるのも残念。
同じ一本道でも、スネークのように魅力があれば良いのですが、ジャックはチンピラ紛いの暴力ばかりでカタルシスはゼロ、ラストまでこれといった活躍も無し。私見で言わせてもらえれば、主役はジャックよりモントーヤだろ。
確かに予算は少ないですが、もう少し小道具や特殊効果も何とか出来なかったものか、と。

仕草や言葉使いなどは、ジョンらしさを感じるのですが、他がダメなので最後まで観れるものの凡作という評価しかできません、残念。

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