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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:Dawn of the Dead82c10eba.jpeg
監督:ザック・スナイダー


ロメロ翁の「ゾンビ”Dawn of the Dead”」のリメイク。
許可のあるなしに関わらず、幾多の続編やらリメイクが作られた中で、トップクラスの作品。

まず、ロメロゾンビに敬意は払いながらも、28日後辺りから活きの良いゾンビが求められたせいか、リメイクでありながら、このゾンビは走りまくる。
物語に触れると・・・
看護士のアナが勤務から帰り、旦那と眠りについていると、隣家のヴィヴィアンが血まみれで寝室に入ってくる。何かの事件かと驚く2人だったが、ヴィヴィアンは旦那を噛み殺し、呆然とするアナの目の前で旦那も異常な行動を取り始める。理由も分らず車で逃げ出したアナだったが、街は人が人を襲う地獄絵図と化し、ラジオでは異常事態を叫び続けていた・・・。

開始10分で、もうこの映画から目を離せないな、と思わせる秀逸な滑り出し。
基本的に子供がゾンビで現れることは無いのだが(お約束*)、幼女ゾンビには私も噛まれた・・・げほごほ、もとい驚かされた。
物語としては、生存者との合流、ショッピングモールでの篭城、必死の脱出劇、とリメイクであるゾンビへの類似点はきちんと抑えてある。(ヘリではなくトラック、目的地の島まで描写がある・・・)
それを踏まえた上で、ゾンビメイクのレベルの高さ、ゴア度の大幅UP(本気で気持ち悪い)、斬新な死亡シーン等、ただのリメイクじゃないぜ!これが現代版ゾンビのクォリティさ、と言わんばかりの素晴らしさ。
スナイダー監督の意気込みが伝わってくるような、心地よい疾走感のある映画に仕上がっている。

全体的に暗いムードで強烈なゴア描写が記憶に残る作品だが、ショッピングモールで一息ついている期間の銃器店主アンディとのメッセージボードでのやり取りが一服の清涼剤になっている(やってることはゾンビの的当てだが)。このアンディは別収録のおまけとして、極限状態に追い込まれていくビデオ映像がある。これを観ると、やはり全てが危機的状況だったのだ、と清涼剤気分も吹っ飛んでしまう。

私もファンであるケン・フォリー(神父役)や愛すべき変態のトム・サヴィーニもカメオ出演しており、ゾンビファンへのサービスとして華を添えている。
ゾンビ映画にハードアクションの要素も加えた、リメイクにしては大変に珍しい成功作と私は思う。

*某ダメゾンビ映画にも少年ゾンビが出ているが、何の盛り上がりも無く射殺される。


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