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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:Wrong Turnec63de7e.jpeg
監督:ロブ・シュミット




ドイツの森林というのは、黒い森(シュバルツ・バルト)を代表に、現在でも深く広い原始林が生い茂ってることでも有名ですが、そこでロケを敢行した本作。
喰人奇形一家が襲ってくる、というさっき書いたような気がする内容ですね。

物語は・・・
ロッククライミングを楽しむカップル、ところが先に登頂した男が血まみれで落下、女は必死で逃げますが罠に掛かり何処かへ引きずられていきました・・・。
OPでは奇形の写真と学術書、行方不明者が映し出され、どんな映画か説明してくれます。
面接の時間に遅れそうなクリスは、途中で古びたガソリンスタンドに立ち寄ります。止せばいいのに、ベアマウンテン街道という未舗装の砂利道を行く内に、不注意から故障で止まっていた車に衝突。若者5人のグループの車は、キャンプに来て道に迷い、仕掛けられていた有刺鉄線でパンクさせられていたのだ。4人は助けを求めるために徒歩で移動し、カップルはマリファナ遊びで待機。4人は森の中で不審な焚き火を見つけ、残ったカップルは何者かの襲撃を受けて惨殺されるのだった・・・

寄り道古いガソリンスタンド汚い家、と三拍子揃った死亡フラグの中で、若者たちの必死の逃亡劇を描いた本作。携帯電話が使えないというのも、この手のジャンルの定番ですね。
全体的にテンポは良く、惨殺シーンも罠を絡めて工夫しており、襲ってくるのは奇形、ゴア度はMAX、と好きな人には堪らないシチュエーションで、最後まで緊張感と恐怖感を維持できています。

ロブ・シュミット監督は「罪と罰」をアレンジした映画「クライム&パニッシュメント」で、若者の愛と罪の意識を描き、地味ながら良い映画を撮る監督とされていたが、本作ではその巧みな才能をスラッシャー映画で発揮した。元々、若者を撮るのが上手く、そのせいか本作でも餌食にはなるものの、一人一人に個性が与えられているので、凄惨なゴア描写にも深みを与えている。
死んで当然というワルガキが惨殺されるのではなく、どうしてこの子らが・・・と思わせることで奇形集団への怒りを主人公と共感できる。(冒頭のカップルは別、明らかに死に役である)

映画としてもよく出来ており、正直文句を付ける点は見当たらない良作である。

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