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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:Survial of the Dead8388e71c.jpeg
監督:ジョージ・A・ロメロ
配給:プレシディオ

また、2年越しで登場の本作。
快調なペースですが、今年で御年70を迎えたロメロ翁、まさか余生が短いことを気にして無理をしておられるのでわ!(余計な心配ですね)

さて、今回は前作のFDTから、元通りの撮影技法に戻してます。
一応、前作からの続きという設定ですが、時間軸と前作の野盗兵ぐらいしか繋がりはありません。

物語は・・・
ゾンビの扱いに関して対立する2つの旧家、オフリン家とマルドゥーン家。
各々の家長の言い分はゾンビを生かすか殺すかで真っ二つ、それに付き従う島民も同じくです。
ドタバタした後で、オフリン家の家長パトリックは島から追放され、3人ほどの手下と共に本土へ追い出されます。
一方、すっかり野盗暮らしに慣れてしまった元州兵サージと仲間たちは、ネットで自分達の悪事を見て軽口を叩いたり、生存者を襲ったりして日々を過ごしてます。
そんな時、襲撃したグループが捕虜にしていた青年ボーイと出会い、そこから楽園の島の情報を得たサージ達は一路南へ・・・。

と、いうわけで本作は閉鎖的な島を舞台に、ゾンビを生きたまま飼いならそうとするマルドゥーンと眠らせる(殺す)べきとするパトリックの2人の頑固親父が激突する物語ですw
正直、サージ達は、この逞しい老人ズに巻き込まれただけ、という気もしますし、ゾンビも襲えばいいのか飼われりゃいいのか、どっちだよ!みたいなムード。
穿った見方をすれば、私はこの老人たちはロメロの分身であり、どちらを選択するか悩む姿に見えました。
生き残るためにゾンビを殺す一方で、DOTDのボブやLOTDの進歩するゾンビを描いてきたロメロ翁の心の振り子のような一面でしょうか。

そして、人間以外の肉を喰うゾンビ・・・ゾンビになっても対立を繰り返すパトリックとマルドゥーン・・・スケールこそ小さい本作ですが、恐らくは後何本撮れるか分らないロメロ翁の年齢からいって、そろそろ答えを出す作品を撮る日が近いのかもしれません。
願わくば結論を棺おけに持っていかずに、作品としてジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ道を魅せて欲しい、心からそう想います。

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