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B級映画って言うなw 再見して語る映画館
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原題:THE FOG8423efb6.jpeg
監督:ジョン・カーペンター




ジョン・カーペンター監督作としては4作目、今度はオカルトホラーである。
当時、ビデオジャケットを見て、意味不明の恐怖に襲われた覚えがあり、裏の説明でもさっぱりだったのでレンタルしなかった。それから数年後にレンタル落ちのワゴンで見つけ、速攻で購入した。

物語は・・・
オレゴン州アントニオ島。ラジオDJスティービーの軽快な口調で、明日”島の父たち”を称える銅像の除幕式があり、その一人が曾々祖父であると放送する。「デビッド・ウィリアムズ」「パトリック・マローン」「ノーマン・キャッスル」「リチャード・ウェイン」、ひどい霧の中、この島を命がけで守った4人の男。海岸町アントニオ・ベイ生誕100周年を祝う行事が進められる中、海岸に住む老人メイチェンは古びた時計を拾うが、飛び立つ鳥や焼け焦げた犬の死体に不穏な空気を感じていた。
釣り客相手の商売をしているニックは、半年振りに恋人のエリザベスと再会する。ネイケンに渡された時計は、エリザベスの手に渡ると再び時を刻み始めた・・・そして、風に逆らうように沖から濃霧が近づいていた・・・

100年前からの因縁に縛られたオカルト・ホラー。「4人の島の父」の子孫たちを中心に、恐ろしい怨念が霧に姿を変えて迫り来る。
初見の時は、本当に怖い映画だと鳥肌ものだった。人の怨みほど手に負えないものはないし、死んだ人間なら尚更困りものだ。
個人的には霊の類には懐疑的なのだが、人の感情がエネルギーなら、そういうものが溜まっていたり、人の脳に影響を与えてもおかしくはない、と思う。
死者の復讐・・・ありがちなテーマだが、それをテンポ良く、そして霧という小道具で表現したアイデアは秀逸で、今見返しても充分に怖い。
オカルトもまたジョンの引き出しの一つで、出来の良い作品が揃っている。

*あえて言うまでも無いが、リメイク版はどうしようもない。


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