B級映画って言うなw
再見して語る映画館
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キャスティングに黒人ヒップホップミュージシャンを起用した、一風変わったゾンビ篭城もの。
一般人が持つ黒人のイメージを詰め込んだ感じですが、その辺はどうなんでしょうね。
物語は・・・
道に迷ったカップルの車。
道を尋ねようとした人影は化け物で、彼女が連れ去られます。それを追った黒人彼氏も、闇の中で絶叫を残して消えます・・・。
そして、月齢と犠牲者の写真を前に、なにやらチェックを入れる人物・・・。
序盤のジャブとしては、中々優秀な滑り出しです。
前科持ちのジャクソンは、フロリダのマフィアのボス・ハッスルの下で、護衛の仕事を貰っていた。ヤクザな生活に飽き飽きしたジャクソンは、足を洗う代わりに最後の仕事を引き受けるハメになる。
一方、こちらもハッスルの仕事にウンザリしていたマルコムは、刑務所暮らしのおじさんからメイズヴィル銀行の情報を得ていた。
おじさんから、いい仲間を揃えろと言われたものの、チンピラの人脈では知れたもの。
道端でヤクの売人をしている3人を集め、押し入って出てくるだけの作戦を立て、武器の調達に結局ハッスルを頼ることになる。
少し知能犯のスキーから話を聞いたハッスルは、前回の失敗を持ち出し、分け前として10%で手を打つ。
更にお目付け役としてジャクソンを送り込んだことで、4人は渋々と条件を飲むことになる。
慎重なジャクソンは、下見のために口座を開設してくると出掛け、残された4人は計画を横取りされた気分で面白くない。
小さな町の新参者のジャクソンは、途中で保安官から職務質問を受けるが、上手く逃れる。
銃器店でナイフを物色していたジャクソンは、そこで軍人上がりの男と出会う。男は、ある重大な任務に関わっていると告げ、新月の今夜は奴らがエサを求めて現れるから、家の中にいろ、と話す。奴らは吸血鬼、ゾンビ、人の形をした寄生生物と語る男を無視して、ジャクソンは店を出る。
一方、モーテルに残された4人は、堪忍袋の緒が切れたスキーの熱弁で、予定を今夜に変更してジャクソンを見返すことに・・・。
銀行に向かうジャクソンは、新顔を疑う保安官代理のケイトに接触され、一緒にメイズヴィル銀行に付いてこられる。
支店長のリッチに案内されて口座開設の説明を受けていると、そこに先走った4人が強盗に入る。
計画は成功したかに思われたが、根がマヌケなので、隙を突かれてケイトに警報装置を押されてしまう。そうとは知らない4人は、支店長のリッチに金庫を開けさせ、大金を強奪する。
警報を聞いた保安官補のトムは、半信半疑で銀行を訪れ、脅されたリッチと会話を始める。
上手く誤魔化せるはずだったが、トムが無意識に銃に手を向けたため、焦ったマルコムはショットガンを撃ってしまう。
逆上したマルコムは、次に警報を押したと思い込んだ老警備員も射殺し、外に走り出るが、仲間のボーンは車で逃げていた。
仕方なく逆戻りする3人。
外にはパトカーが勢ぞろいし、マルコムが威嚇射撃を仕掛けるが、 は諦めムード。
スキーの指示で、とりあえず篭城の構えは取る。
ジャクソンはケイトに正体を疑われ、ぼんくら共の失態に困り顔。
平和な町の保安官たちは、犯人に金と人質を置いていけば、町の外に逃がしてやると交渉。
支店長のリッチとケイトを除く人質は解放したが、結局そこまでで交渉は決裂。(面倒くさいんだろうな、キャストが多いと)
そして、日暮れと共に何かの集団が町に接近していた・・・。
まず、銀行を囲んでいた保安官隊が襲われ、全滅。
逃げ延びたボーンも、コンビニで化け物に襲われ、喰い殺された。
ジャクソンは昼間に男から聞いた話をするが、現状の解決にはならない。
あくまで冷静なジャクソンとは裏腹に、スキーたちは殺気立っており、言い争いも起こる。
そこに、怪物を倒しながら銀行に向かってくる人影。
ジャクソンが昼間の男だと気づき、銀行内に引っ張り込む。
重装備に身を固めた男は、皆の質問に答える。
軍の極秘実験で作られた人工血液は、被験者を怪物化し、伝染力の強い怪物たちは、南に移動しながら新月の晩に集団で襲い掛かってくるという。
弱点は、心臓を破壊することのみ。
こうして『軍の極秘実験』というホラー界の錦の御旗を手に入れたことで、本格的な篭城戦が始まる。
トレイと謎の男は裏手の施錠に、マルコムとケイトは階段を、それぞれ確認に出発する。
しかし、防御を固めると言いながら、扉の鍵を開いたままにする謎の男。
ここで、ジャクソンの昔話とスキーの会話が入る。お互いにロクな目に遭っていないチンピラ人生で、ハッスルの悪口に終始する。
その頃、謎の男に気絶させられたトレイは、血を掛けられ、放り出されていた。すぐに感染者が襲い掛かり、喰い殺される。
ケイトに欲情したマルコムも、もっと熱烈に襲い掛かってきた感染者に喰い殺される。
親友の死に悲嘆するスキーだったが、すぐに甦った感染マルコムが、頭をふっと放されても動くので、自分の手で心臓を撃ち抜く。
一人ぼっちで残された支店長のリッチは、心細くなって様子を見に行くが、階段で上下を感染者に挟まれ「Oh FUCK!」と言い残して襲われる。
エレベーターの中から出てきたリッチは、発症していたので、蜂の巣にされる。
これで、残りはジャクソン、スキー、ケイト、謎の男の4人。
ここで、ホラー映画の定番「こんな所にいられるか、俺は外に出るぜ」が発動。
両手に銃を構えたスキーは、ドアの前で、襲い掛かる感染者を相手に戦う。
一人武器庫の謎の男から、篭手と銃を貰ったジャクソンとケイト。これを噛ませておいて、心臓を撃つという作戦。狂犬相手と同じですね。
まずは、エスカレーターを上がってきた感染トレイを撃退。次々と上ってくる群れを相手にしていると、玄関方面から更に大群が到着。
目茶苦茶な数なので、3人は一旦支店長室に退却。
さすがにおかしいのでジャクソンが問い詰めると、謎の男は血を撒き、奴らを呼び寄せたと白状。
ここで、一気に全滅させるつもりだ、と言う。
この罠のせいで何人死のうが、感染を食い止めるためには、これも許容範囲だと言い切る。
仕方なく覚悟を決めるジャクソンとケイト。
奴らが全滅するか、こちらが全滅するか、最後の死闘に挑む。
やたらと正確な射撃で、圧倒的な数の感染者を撃ち殺していく3人。
だが、さすがに弾丸も尽き、ナイフでの格闘戦に移る。
ここで、死んだと思われていたスキーが参戦。
謎の男は、感染した妻ブレンダに油断したため、首筋を噛まれてしまう。
ブレンダの死を確認した謎の男は、ジャクソンの持っていたナイフで自分の心臓を突き、満足気な笑みを浮かべて死ぬ。
残された3人は、死闘の末に感染者を全て倒す。
夜が明け、奇妙な連帯感が生まれた3人は、無人の町を歩いていく・・・。
「太陽は怒ってるかな、出番が無くてさ」
END
*軽快なヒップホップソングが流れる。
と、いうわけで「ドキッ!黒人だらけの殺戮大会!!」が終ったわけです。
ポロリ、は無しです。
何と言うか、全体的にカット割が下手なので、テンポが悪い。
シーンの繋ぎも強引で、終盤の登場人物が死んでいくシーンでも、いきなり連続でバタバタ逝くので、それまでスローな分だけ着いていくのが大変。
主役のはずのアレックスは、終始テンションが低く、冷静というよりは演技しろよって感じ。
せっかくの意欲的なキャスティングも空振りで、今ひとつ盛り上がりに欠けるのが残念。
アングラな黒人社会とか、笑えるシーンとか、ワンマンアーミーな謎の男とか、面白くなる要素は多いんですけどね。
主点を絞りきれなかったのが、ストーリーを散逸させてしまった原因かと。
ラストの感染者軍団との対決も、音はするけど火を吹かない銃や篭手というアイテムが活躍しないなど、カメラワークも含めて、どうも技術的な面でも肩透かしが。
謎の男が感染妻ブレンダと対面するシーンは良い、腕から出てきたサーベルもナイス(もっと使え)。
アクションがぎこちないのは俳優のせいとして(特にケイト)、せっかく機動性の高い感染者なのに、余り苦戦せずに皆殺しにしました!という描写は、ちょっとなぁ。
ラストも、あれでいいのか?w
監督・原案・脚本・編集、と一人でボーがやっているので、監督の絵作りが全面に出ているわけで、そうなると凡作になったのはこの人一人のせい。
割と良いカットもあるのにね。
一般人が持つ黒人のイメージを詰め込んだ感じですが、その辺はどうなんでしょうね。
物語は・・・
道に迷ったカップルの車。
道を尋ねようとした人影は化け物で、彼女が連れ去られます。それを追った黒人彼氏も、闇の中で絶叫を残して消えます・・・。
そして、月齢と犠牲者の写真を前に、なにやらチェックを入れる人物・・・。
序盤のジャブとしては、中々優秀な滑り出しです。
前科持ちのジャクソンは、フロリダのマフィアのボス・ハッスルの下で、護衛の仕事を貰っていた。ヤクザな生活に飽き飽きしたジャクソンは、足を洗う代わりに最後の仕事を引き受けるハメになる。
一方、こちらもハッスルの仕事にウンザリしていたマルコムは、刑務所暮らしのおじさんからメイズヴィル銀行の情報を得ていた。
おじさんから、いい仲間を揃えろと言われたものの、チンピラの人脈では知れたもの。
道端でヤクの売人をしている3人を集め、押し入って出てくるだけの作戦を立て、武器の調達に結局ハッスルを頼ることになる。
少し知能犯のスキーから話を聞いたハッスルは、前回の失敗を持ち出し、分け前として10%で手を打つ。
更にお目付け役としてジャクソンを送り込んだことで、4人は渋々と条件を飲むことになる。
慎重なジャクソンは、下見のために口座を開設してくると出掛け、残された4人は計画を横取りされた気分で面白くない。
小さな町の新参者のジャクソンは、途中で保安官から職務質問を受けるが、上手く逃れる。
銃器店でナイフを物色していたジャクソンは、そこで軍人上がりの男と出会う。男は、ある重大な任務に関わっていると告げ、新月の今夜は奴らがエサを求めて現れるから、家の中にいろ、と話す。奴らは吸血鬼、ゾンビ、人の形をした寄生生物と語る男を無視して、ジャクソンは店を出る。
一方、モーテルに残された4人は、堪忍袋の緒が切れたスキーの熱弁で、予定を今夜に変更してジャクソンを見返すことに・・・。
銀行に向かうジャクソンは、新顔を疑う保安官代理のケイトに接触され、一緒にメイズヴィル銀行に付いてこられる。
支店長のリッチに案内されて口座開設の説明を受けていると、そこに先走った4人が強盗に入る。
計画は成功したかに思われたが、根がマヌケなので、隙を突かれてケイトに警報装置を押されてしまう。そうとは知らない4人は、支店長のリッチに金庫を開けさせ、大金を強奪する。
警報を聞いた保安官補のトムは、半信半疑で銀行を訪れ、脅されたリッチと会話を始める。
上手く誤魔化せるはずだったが、トムが無意識に銃に手を向けたため、焦ったマルコムはショットガンを撃ってしまう。
逆上したマルコムは、次に警報を押したと思い込んだ老警備員も射殺し、外に走り出るが、仲間のボーンは車で逃げていた。
仕方なく逆戻りする3人。
外にはパトカーが勢ぞろいし、マルコムが威嚇射撃を仕掛けるが、 は諦めムード。
スキーの指示で、とりあえず篭城の構えは取る。
ジャクソンはケイトに正体を疑われ、ぼんくら共の失態に困り顔。
平和な町の保安官たちは、犯人に金と人質を置いていけば、町の外に逃がしてやると交渉。
支店長のリッチとケイトを除く人質は解放したが、結局そこまでで交渉は決裂。(面倒くさいんだろうな、キャストが多いと)
そして、日暮れと共に何かの集団が町に接近していた・・・。
まず、銀行を囲んでいた保安官隊が襲われ、全滅。
逃げ延びたボーンも、コンビニで化け物に襲われ、喰い殺された。
ジャクソンは昼間に男から聞いた話をするが、現状の解決にはならない。
あくまで冷静なジャクソンとは裏腹に、スキーたちは殺気立っており、言い争いも起こる。
そこに、怪物を倒しながら銀行に向かってくる人影。
ジャクソンが昼間の男だと気づき、銀行内に引っ張り込む。
重装備に身を固めた男は、皆の質問に答える。
軍の極秘実験で作られた人工血液は、被験者を怪物化し、伝染力の強い怪物たちは、南に移動しながら新月の晩に集団で襲い掛かってくるという。
弱点は、心臓を破壊することのみ。
こうして『軍の極秘実験』というホラー界の錦の御旗を手に入れたことで、本格的な篭城戦が始まる。
トレイと謎の男は裏手の施錠に、マルコムとケイトは階段を、それぞれ確認に出発する。
しかし、防御を固めると言いながら、扉の鍵を開いたままにする謎の男。
ここで、ジャクソンの昔話とスキーの会話が入る。お互いにロクな目に遭っていないチンピラ人生で、ハッスルの悪口に終始する。
その頃、謎の男に気絶させられたトレイは、血を掛けられ、放り出されていた。すぐに感染者が襲い掛かり、喰い殺される。
ケイトに欲情したマルコムも、もっと熱烈に襲い掛かってきた感染者に喰い殺される。
親友の死に悲嘆するスキーだったが、すぐに甦った感染マルコムが、頭をふっと放されても動くので、自分の手で心臓を撃ち抜く。
一人ぼっちで残された支店長のリッチは、心細くなって様子を見に行くが、階段で上下を感染者に挟まれ「Oh FUCK!」と言い残して襲われる。
エレベーターの中から出てきたリッチは、発症していたので、蜂の巣にされる。
これで、残りはジャクソン、スキー、ケイト、謎の男の4人。
ここで、ホラー映画の定番「こんな所にいられるか、俺は外に出るぜ」が発動。
両手に銃を構えたスキーは、ドアの前で、襲い掛かる感染者を相手に戦う。
一人武器庫の謎の男から、篭手と銃を貰ったジャクソンとケイト。これを噛ませておいて、心臓を撃つという作戦。狂犬相手と同じですね。
まずは、エスカレーターを上がってきた感染トレイを撃退。次々と上ってくる群れを相手にしていると、玄関方面から更に大群が到着。
目茶苦茶な数なので、3人は一旦支店長室に退却。
さすがにおかしいのでジャクソンが問い詰めると、謎の男は血を撒き、奴らを呼び寄せたと白状。
ここで、一気に全滅させるつもりだ、と言う。
この罠のせいで何人死のうが、感染を食い止めるためには、これも許容範囲だと言い切る。
仕方なく覚悟を決めるジャクソンとケイト。
奴らが全滅するか、こちらが全滅するか、最後の死闘に挑む。
やたらと正確な射撃で、圧倒的な数の感染者を撃ち殺していく3人。
だが、さすがに弾丸も尽き、ナイフでの格闘戦に移る。
ここで、死んだと思われていたスキーが参戦。
謎の男は、感染した妻ブレンダに油断したため、首筋を噛まれてしまう。
ブレンダの死を確認した謎の男は、ジャクソンの持っていたナイフで自分の心臓を突き、満足気な笑みを浮かべて死ぬ。
残された3人は、死闘の末に感染者を全て倒す。
夜が明け、奇妙な連帯感が生まれた3人は、無人の町を歩いていく・・・。
「太陽は怒ってるかな、出番が無くてさ」
END
*軽快なヒップホップソングが流れる。
と、いうわけで「ドキッ!黒人だらけの殺戮大会!!」が終ったわけです。
ポロリ、は無しです。
何と言うか、全体的にカット割が下手なので、テンポが悪い。
シーンの繋ぎも強引で、終盤の登場人物が死んでいくシーンでも、いきなり連続でバタバタ逝くので、それまでスローな分だけ着いていくのが大変。
主役のはずのアレックスは、終始テンションが低く、冷静というよりは演技しろよって感じ。
せっかくの意欲的なキャスティングも空振りで、今ひとつ盛り上がりに欠けるのが残念。
アングラな黒人社会とか、笑えるシーンとか、ワンマンアーミーな謎の男とか、面白くなる要素は多いんですけどね。
主点を絞りきれなかったのが、ストーリーを散逸させてしまった原因かと。
ラストの感染者軍団との対決も、音はするけど火を吹かない銃や篭手というアイテムが活躍しないなど、カメラワークも含めて、どうも技術的な面でも肩透かしが。
謎の男が感染妻ブレンダと対面するシーンは良い、腕から出てきたサーベルもナイス(もっと使え)。
アクションがぎこちないのは俳優のせいとして(特にケイト)、せっかく機動性の高い感染者なのに、余り苦戦せずに皆殺しにしました!という描写は、ちょっとなぁ。
ラストも、あれでいいのか?w
監督・原案・脚本・編集、と一人でボーがやっているので、監督の絵作りが全面に出ているわけで、そうなると凡作になったのはこの人一人のせい。
割と良いカットもあるのにね。
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