B級映画って言うなw
再見して語る映画館
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貧しい少女ヘレナが、鍛錬を重ねて、ボクシング世界チャンピオンに挑む作品、では無い。
何とも奇妙な愛憎劇で、完全に好き嫌いが分かれる作品。
ジェニファー・リンチの初監督作品であり、デヴィッド・リンチの娘の作品ということで、注目が集まった作品でもある。
もう、ストーリーを余り憶えていないが、確か・・・。
まぁ、GWで暇なので再見。
物語は・・・
医者の家庭に生まれ、両親の愛情を得られないまま、家訓に縛られて成長した男ニコラス(ニック)。
「勤勉に働けば、欲しい物は何でも手に入る」
しかし、父親は仕事一筋、男好きな母親からは邪魔にされ、本当に欲しいものは手に入らない・・・。
そんな母親も死に、今では天才外科医として、患者の執刀を続けるニック。
今日も切断しかけていた少年の腕を見事に縫合した。手術の成功を祝って同僚が酒を奢ってくれたが、ニックは酒場の喧騒の中にヘレナを見かける。
その夜、相続した豪邸に移り、彼女のアンとお祝いをするはずが、ジョギングに出掛けたニックは木に昇りヘレナの痴態を盗み見る・・・。
ヘレナが他の男との性交に及ぶ姿を妄想し、堪らなくなったニックは、ローレンスに電話しヘレナの居場所を教えてくれるように頼み込む。
何年も前に一度寝たヘレナに固執するニックに、ローレンスは早く忘れてアンを愛せ、と電話を切る・・・。
しかし、どうしても忘れられないニックは、アンを放っておいて、ヘレナに花を贈り、ついには何度も電話を掛け、切られても掛けるを繰り返す。
ヘレナは魔性の女、男を手玉に取り、遊びを繰り返す姿は亡き母にそっくりだった・・・。
豪邸への引越しを口実に盛大なパーティーを開くニック。
お目当ては、もちろん招待したヘレナの到着。
気の良い友人のラッセルの心配も他所に、身支度に余念が無いニック・・・。
そして、ついに現れたヘレナに有頂天なニックは、舞い上がりすぎて彼女の手荷物をレイに取られ、ただ見つめるしかなかった。
気ままに歩き、噴水で遊ぶヘレナに感極まったニックだが、ヘレナは男を誘い外へ食事に出てしまう。
ラッセルとアンに呆れられながらも、止めることもできずに強がりを言うニック。
立ち去ってゆく彼女の姿は、亡き母と同じ挑発的な眼差しをしていた・・・。
居留守を使った電話に、明日空港まで忘れたバックを届けて欲しい、とヘレナから連絡が・・・。
のこのこと出て行ったニックだったが、1時間も遅れ、しかも彼女の住所録を抜いていた。
家に忘れただけだと弁解し、車で取りに帰ったが、そこでヘレナからきっぱりと断りを言われてしまう。
完全に終ったはずだが、尚も追いすがるニック。
文句を言いながら後ろ歩きをしていたヘレナは、ちょうど通りがかった車に両足を轢かれてしまう・・・。
そして、数週間後・・・。
病院を無断欠勤しているニックの元に、同僚の医師アランが自宅を訪れる。病院を辞めるなら、自分をニックの地位に推薦して欲しいと頼みに来たのだ。
頼みを快諾したニックだったが、物音を聞きとがめられ、両足を無くしたヘレナを見られてしまう。
入院させるべきだと主張するアランに、主任の地位を譲ることで説得し、何とか黙らせる事に成功。
医師の良心<地位 の俗物で助かったものの、当のヘレナは幻肢症で苦しんでいた。
その痛みは怒りに変わり、ニックへと向けられる。
献身的な介護はするものの、簡単にヘレナの怒りは収まらない。
居留守を使い続ける生活も、ニックの精神に負担を掛けていた。
車椅子を与えてみたものの、ヘレナの態度は反抗的になるばかり・・・。
ある日、最初のSEXをした夜の事を持ち出され、ニックが性交に異常な恐怖を抱いていることを指摘される。
その頃、レイは消えたヘレナの消息を追っていた。
ヘレナの存在を知られたくないニックは、アンが尋ねてきたのを知り、暴れるヘレナを拘束する。
アンの愛情も、ニックの心の壁を壊せず、どうしてもSEXが怖い。
一人になりたい、と拒絶され、怒ったアンは鍵を返して帰ってしまう。
それをカーテン越しに見て、嘲笑するヘレナ・・・。
ニックは、居場所を誤魔化すために、ヘレナの家に花束を贈り「君に会いたい」とメッセージを付ける。
再び、性的不能を責められたニックは、怒るヘレナの顔に母の面影を見る・・・。
母の幻影に惑わされながら、ついにニックはヘレナの両腕も切断する。
何もできなくなったヘレナに尽くす事で愛情を示そうとするが、そんなニックの行動をヘレナは嘲笑する。
「あんた、馬鹿よ・・・愛されてると思うの?」
介護は、ますます困難になっていくが、ニックの愛情は止まらない。
薬の宅配を頼み、電話の途中でヘレナがニックを強く呼ぶ。
彼女なりの抵抗だったが、そこに切り忘れた電話線のせいで、電話が掛かってくる。
「出れないわ」というヘレナに、意地を張って受話器を上げたニックは、ローレンスに「ヘレナも、ここにいる・・・とても幸せさ」と語る。
自分がいなければ君は生きていけない、僕が死ねば君も死ぬと言うニック。
ヘレナは、事故は、かすり傷だったのに、こんな体にして所有したかったのね、と責める。
精神の均衡が危ないニックは、銃を取り出すと自殺して君を喜ばせる、でも、君も一緒だ、と一触即発。
どうにか落ち着いて、ヘレナの膝で息を整える。
「あなたは全てを恐れてる・・・女もあたしも自分自身のことも・・・恐れてるわ」
ヘレナの励ましで、初めて女と最後までSEXができたニック・・・。
介護の腕も上達し、四肢を失ったヘレナとの関係も少しずつだが良くなっていた。
ある夜、ヘレナは「所有物として?女として?」と愛の在処を訊ねる。
ニックは、もちろん女性としてだ、と答え2人は初めてキスを交わす。
儀式の前に、食料品店にウォッカ、ライムジュース、ザクロとヘレナが好きな飲み物を注文する。
だが、その店はレイが金で店員を買収していた・・・。
愛しいヘレナにキスの雨を降らせるニック。
しかし、そこにレイが怒りの形相で現れ、ニックを殴り倒すと、ヘレナの姿を見て絶句する・・・。
完全にキレたレイは、ヘレナが制止するのも聞かず、ニックを殴打するのを止めない。
「彼女をあんな醜い姿に」と叫び銃を取り出し、「今でも美しい!」と叫ぶニックを、銃握で殴り飛ばす。
レイの助けを拒否し、ニックが必要なの、と叫び続けるヘレナ・・・。
しかし、殴り飛ばされたニックは、頭から血を流し、その頭上にミロのヴィーナス像が倒れ掛かる・・・・・・。
瞬間、カーテンが開きアラン医師が顔を出した。
ヘレナを訊ねるニックに、6時間のオペが終って308号室に居る、という・・・。
ニックの手から転げ落ちる安定剤・・・。
病室のヘレナを訪れたニックは、眠る彼女の手に頬擦りをする・・・。
あの日、事故の直後に救急車を呼んだニックは、ヘレナを励まし続け、病院へと運び込んでいた・・・・・・。
全ては夢、妄想の世界だった。
ニックの病んだ心は、疲れ果て、彼女の事故に遭遇し、6時間の長い幻想の中を漂っていたのだ・・・。
居間のヴィーナス像に触れるニック・・・今は、現実の中にいる・・・・・・
END
やっちゃいけないオチに、夢オチがある。
ホラーやスラッシャーなら、場合によっては許せるが、サスペンスでは最大の禁じ手だ。
それを、こうも堂々と・・・、色んな要素は混ぜているものの、正直これは無い。
物語の展開としては、ひたすら狂気の愛に入り込んでいくニックと、拒絶し怒りながらも少しずつ理解していくヘレナ、というそれなりに楽しめる展開なだけに、このオチには怒りが倍増する。
道理で余り記憶に無いわけだ。
オチがこれなので、ドンデン返しも意味が無く、ここまで積み上げてきた鑑賞時間を棒に振ったような喪失感がある。これを狙ったのなら、ラストのニック同様、私も放心状態である。
絵としては手術シーンも含めてゴアは一切無く、事故のカットで一瞬だけ痛そうな気はする。
パケ絵のような、四肢分断のグロさを期待すると、完全に肩透かしを喰う。
豪邸といい、ヘレナの姿といい、どちらかというとファンタジーのような絵面。
監督の狙いは分るが、ここまで愛と性に時間を割くなら、別に四肢分断の妄想はいらんし、やるなら最後まで貫いて欲しいところだ。
救急車内のシーンで、それなりにヘレナの心にニックの愛情も伝わった感じだから、妄想で本当の愛を知ったニックなら、この後で案外上手くいくかもしれない、どうでもいいけど。
後、夢精してるよね、ニック。
*ヒロイン混乱・・・今作のヒロインは、当初マドンナ(懐かしい)だったが拒否、次のキム・ベイシンガーも途中降板し、最後にシェリリン・フェンに落ち着いた。『ツイン・ピークス:TVD』で好演した彼女が、この映画に出演したのは不思議。でも、大して酷い姿でも無いし、きつめの美人さんなら誰でも良いような気がする。
*Boxingとは、箱に入る、つまり箱詰めのこと。某中国映画でも、瓶詰めは見たが、あれも大した絵では無かった。
*ジュリアン・サンズ・・・本格派の性格俳優で、ルックスも悪くない。主演の妄想男を芸術家のようなトラウマ満載で演じきった。もう少し作品の格調が高ければ代表作になったかもしれない。『24』にも出てたね。
何とも奇妙な愛憎劇で、完全に好き嫌いが分かれる作品。
ジェニファー・リンチの初監督作品であり、デヴィッド・リンチの娘の作品ということで、注目が集まった作品でもある。
もう、ストーリーを余り憶えていないが、確か・・・。
まぁ、GWで暇なので再見。
物語は・・・
医者の家庭に生まれ、両親の愛情を得られないまま、家訓に縛られて成長した男ニコラス(ニック)。
「勤勉に働けば、欲しい物は何でも手に入る」
しかし、父親は仕事一筋、男好きな母親からは邪魔にされ、本当に欲しいものは手に入らない・・・。
そんな母親も死に、今では天才外科医として、患者の執刀を続けるニック。
今日も切断しかけていた少年の腕を見事に縫合した。手術の成功を祝って同僚が酒を奢ってくれたが、ニックは酒場の喧騒の中にヘレナを見かける。
その夜、相続した豪邸に移り、彼女のアンとお祝いをするはずが、ジョギングに出掛けたニックは木に昇りヘレナの痴態を盗み見る・・・。
ヘレナが他の男との性交に及ぶ姿を妄想し、堪らなくなったニックは、ローレンスに電話しヘレナの居場所を教えてくれるように頼み込む。
何年も前に一度寝たヘレナに固執するニックに、ローレンスは早く忘れてアンを愛せ、と電話を切る・・・。
しかし、どうしても忘れられないニックは、アンを放っておいて、ヘレナに花を贈り、ついには何度も電話を掛け、切られても掛けるを繰り返す。
ヘレナは魔性の女、男を手玉に取り、遊びを繰り返す姿は亡き母にそっくりだった・・・。
豪邸への引越しを口実に盛大なパーティーを開くニック。
お目当ては、もちろん招待したヘレナの到着。
気の良い友人のラッセルの心配も他所に、身支度に余念が無いニック・・・。
そして、ついに現れたヘレナに有頂天なニックは、舞い上がりすぎて彼女の手荷物をレイに取られ、ただ見つめるしかなかった。
気ままに歩き、噴水で遊ぶヘレナに感極まったニックだが、ヘレナは男を誘い外へ食事に出てしまう。
ラッセルとアンに呆れられながらも、止めることもできずに強がりを言うニック。
立ち去ってゆく彼女の姿は、亡き母と同じ挑発的な眼差しをしていた・・・。
居留守を使った電話に、明日空港まで忘れたバックを届けて欲しい、とヘレナから連絡が・・・。
のこのこと出て行ったニックだったが、1時間も遅れ、しかも彼女の住所録を抜いていた。
家に忘れただけだと弁解し、車で取りに帰ったが、そこでヘレナからきっぱりと断りを言われてしまう。
完全に終ったはずだが、尚も追いすがるニック。
文句を言いながら後ろ歩きをしていたヘレナは、ちょうど通りがかった車に両足を轢かれてしまう・・・。
そして、数週間後・・・。
病院を無断欠勤しているニックの元に、同僚の医師アランが自宅を訪れる。病院を辞めるなら、自分をニックの地位に推薦して欲しいと頼みに来たのだ。
頼みを快諾したニックだったが、物音を聞きとがめられ、両足を無くしたヘレナを見られてしまう。
入院させるべきだと主張するアランに、主任の地位を譲ることで説得し、何とか黙らせる事に成功。
医師の良心<地位 の俗物で助かったものの、当のヘレナは幻肢症で苦しんでいた。
その痛みは怒りに変わり、ニックへと向けられる。
献身的な介護はするものの、簡単にヘレナの怒りは収まらない。
居留守を使い続ける生活も、ニックの精神に負担を掛けていた。
車椅子を与えてみたものの、ヘレナの態度は反抗的になるばかり・・・。
ある日、最初のSEXをした夜の事を持ち出され、ニックが性交に異常な恐怖を抱いていることを指摘される。
その頃、レイは消えたヘレナの消息を追っていた。
ヘレナの存在を知られたくないニックは、アンが尋ねてきたのを知り、暴れるヘレナを拘束する。
アンの愛情も、ニックの心の壁を壊せず、どうしてもSEXが怖い。
一人になりたい、と拒絶され、怒ったアンは鍵を返して帰ってしまう。
それをカーテン越しに見て、嘲笑するヘレナ・・・。
ニックは、居場所を誤魔化すために、ヘレナの家に花束を贈り「君に会いたい」とメッセージを付ける。
再び、性的不能を責められたニックは、怒るヘレナの顔に母の面影を見る・・・。
母の幻影に惑わされながら、ついにニックはヘレナの両腕も切断する。
何もできなくなったヘレナに尽くす事で愛情を示そうとするが、そんなニックの行動をヘレナは嘲笑する。
「あんた、馬鹿よ・・・愛されてると思うの?」
介護は、ますます困難になっていくが、ニックの愛情は止まらない。
薬の宅配を頼み、電話の途中でヘレナがニックを強く呼ぶ。
彼女なりの抵抗だったが、そこに切り忘れた電話線のせいで、電話が掛かってくる。
「出れないわ」というヘレナに、意地を張って受話器を上げたニックは、ローレンスに「ヘレナも、ここにいる・・・とても幸せさ」と語る。
自分がいなければ君は生きていけない、僕が死ねば君も死ぬと言うニック。
ヘレナは、事故は、かすり傷だったのに、こんな体にして所有したかったのね、と責める。
精神の均衡が危ないニックは、銃を取り出すと自殺して君を喜ばせる、でも、君も一緒だ、と一触即発。
どうにか落ち着いて、ヘレナの膝で息を整える。
「あなたは全てを恐れてる・・・女もあたしも自分自身のことも・・・恐れてるわ」
ヘレナの励ましで、初めて女と最後までSEXができたニック・・・。
介護の腕も上達し、四肢を失ったヘレナとの関係も少しずつだが良くなっていた。
ある夜、ヘレナは「所有物として?女として?」と愛の在処を訊ねる。
ニックは、もちろん女性としてだ、と答え2人は初めてキスを交わす。
儀式の前に、食料品店にウォッカ、ライムジュース、ザクロとヘレナが好きな飲み物を注文する。
だが、その店はレイが金で店員を買収していた・・・。
愛しいヘレナにキスの雨を降らせるニック。
しかし、そこにレイが怒りの形相で現れ、ニックを殴り倒すと、ヘレナの姿を見て絶句する・・・。
完全にキレたレイは、ヘレナが制止するのも聞かず、ニックを殴打するのを止めない。
「彼女をあんな醜い姿に」と叫び銃を取り出し、「今でも美しい!」と叫ぶニックを、銃握で殴り飛ばす。
レイの助けを拒否し、ニックが必要なの、と叫び続けるヘレナ・・・。
しかし、殴り飛ばされたニックは、頭から血を流し、その頭上にミロのヴィーナス像が倒れ掛かる・・・・・・。
瞬間、カーテンが開きアラン医師が顔を出した。
ヘレナを訊ねるニックに、6時間のオペが終って308号室に居る、という・・・。
ニックの手から転げ落ちる安定剤・・・。
病室のヘレナを訪れたニックは、眠る彼女の手に頬擦りをする・・・。
あの日、事故の直後に救急車を呼んだニックは、ヘレナを励まし続け、病院へと運び込んでいた・・・・・・。
全ては夢、妄想の世界だった。
ニックの病んだ心は、疲れ果て、彼女の事故に遭遇し、6時間の長い幻想の中を漂っていたのだ・・・。
居間のヴィーナス像に触れるニック・・・今は、現実の中にいる・・・・・・
END
やっちゃいけないオチに、夢オチがある。
ホラーやスラッシャーなら、場合によっては許せるが、サスペンスでは最大の禁じ手だ。
それを、こうも堂々と・・・、色んな要素は混ぜているものの、正直これは無い。
物語の展開としては、ひたすら狂気の愛に入り込んでいくニックと、拒絶し怒りながらも少しずつ理解していくヘレナ、というそれなりに楽しめる展開なだけに、このオチには怒りが倍増する。
道理で余り記憶に無いわけだ。
オチがこれなので、ドンデン返しも意味が無く、ここまで積み上げてきた鑑賞時間を棒に振ったような喪失感がある。これを狙ったのなら、ラストのニック同様、私も放心状態である。
絵としては手術シーンも含めてゴアは一切無く、事故のカットで一瞬だけ痛そうな気はする。
パケ絵のような、四肢分断のグロさを期待すると、完全に肩透かしを喰う。
豪邸といい、ヘレナの姿といい、どちらかというとファンタジーのような絵面。
監督の狙いは分るが、ここまで愛と性に時間を割くなら、別に四肢分断の妄想はいらんし、やるなら最後まで貫いて欲しいところだ。
救急車内のシーンで、それなりにヘレナの心にニックの愛情も伝わった感じだから、妄想で本当の愛を知ったニックなら、この後で案外上手くいくかもしれない、どうでもいいけど。
後、夢精してるよね、ニック。
*ヒロイン混乱・・・今作のヒロインは、当初マドンナ(懐かしい)だったが拒否、次のキム・ベイシンガーも途中降板し、最後にシェリリン・フェンに落ち着いた。『ツイン・ピークス:TVD』で好演した彼女が、この映画に出演したのは不思議。でも、大して酷い姿でも無いし、きつめの美人さんなら誰でも良いような気がする。
*Boxingとは、箱に入る、つまり箱詰めのこと。某中国映画でも、瓶詰めは見たが、あれも大した絵では無かった。
*ジュリアン・サンズ・・・本格派の性格俳優で、ルックスも悪くない。主演の妄想男を芸術家のようなトラウマ満載で演じきった。もう少し作品の格調が高ければ代表作になったかもしれない。『24』にも出てたね。
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