B級映画って言うなw
再見して語る映画館
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そういえば、これ書いてなかったわ・・・と、いうわけで『D&B』の紹介です。
と、いうより、ほぼ全編のあらすじを書いてしまう癖が治りません。
昔の勘というのは、中々戻らないものですね。
これ、邦題とジャケ作成した人は、一生指の間が痒くなる呪いをかけておきますね。
物語は・・・
コミック調のカットがOPを流れますが、右のようなのは止めて頂きたい。ヘッドフォンの音量と相まって少し心拍が乱れました(心臓病なのに)。
頭の弱いジョニーの運転で、友達のケリーの結婚式へ向う一行。路肩で死んでた動物の数はメモしても、道には完全に迷ってます。仕方なく通り掛かった『ラヴロック』の田舎町で宿をとることに・・・。
*カントリーロックの歌詞とコミック調カットインで展開が分る親切設計です。
町で一件しかない宿屋の主人ロバート・ワイズは、リーダー格のクリスチャン、積極的なサラ、不思議系のメロディ、前述のジョニー、色々と中毒のデービッド、口うるさい黒人系女性のケリーの6人を快く泊めてくれる。
夜更けに主人のワイズの部屋の前を通り掛かったサラは、彼に仏教徒に伝わる幸運を授ける箱を見せられる。
フランス人のシェフのアンリ相手に、デービッドは揉め事ばかり起こすが、夜中にパイを盗み喰いしていると、横の壁でアンリが惨殺されていた。
驚きすぎて、床の血のりでダンスを踊るように慌てふためくデービッド。
同じ頃、2階では主人のワイズが心臓発作で亡くなっていた。
電話が通じないので、デービッドは不安を感じる運転で町へ知らせに走る。
翌朝、出来の悪そうな保安官の尋問を受けた皆は、容疑が晴れるまで車の鍵を没収されてしまう。
耳の聞こえない庭師が登場し、保安官は流れ者の男を容疑者として確保した。うっかり、その男とガソリンスタンドで会ったと言ってしまったクリスチャンは、事情聴取のために事務所へ呼ばれることになる。
デービッドとメロディは1km先の納屋(パーティー会場)に、クリスチャンとサラは事情聴取、ケイトは友人ケリーの式の付添人に間に合わない事を保安官事務所の電話で説明するが口喧嘩になる。
TVドラマ(刑事コロンボ)ファンの保安官は、的外れな聴取しか出来ずに2人を帰す。事務所で流れ者と再会したクリスチャンは、咥えるだけのタバコを提供し、サラは彼のノートに描かれた箱の絵がワイズの物と同じだと気づく。流れ者は、「箱に触るなよ」と忠告はする。
一人、宿屋から締め出されたジョニーは、ハシゴを使って2階の開いている窓から入ろうとするが、机の上に置いてあった箱を床に落としてしまう。
*ここで、親切なカントリー歌手による「ジョニー箱に近づくな」の歌が入ります。
耳が聞こえない庭師は、落としたスプレー缶を拾いに横になった所を何者かに、どこかで観たような絵面で殺されます。(好きだけどね、バーニング)
一方、箱が気になるサラは、クリスチャンと共に資料館に調べに行き、ちょっと変わった司書のリサさんと出会います。
ワイズの息子の墓が荒らされた、という新聞記事を見つけたサラに、「新聞は本当のことは書いてないわ・・・ワイズは悪にハマったの」と意味深な事を言います。
納屋でのパーティーのチラシを貼りに来た男が、腹を串刺しにされ、ハンマーで殺されます。犯人は誰なんだろ~ね?w
司書さんの話によると、宇宙船の話は信じてもらえませんでしたが、仕事帰りに墓地を通ると、ワイズとアジア人が生まれてすぐに死んだ息子の墓を暴いており、何かの儀式をしていた、とのこと。何の儀式かは知らないけれど、戦う準備は出来てるそうです。
納屋パーティーでは、宿屋に纏わる話で盛り上がってましたが、そこに顔色の悪いジョニーが登場。保安官助手の髪の毛を毟り取ると、箱に入れ、助手はスイッチが入ったように客に発砲を始めました。
宿屋に戻ったクリスチャンとサラは、封印が解かれた箱を発見。ジョニーの仕業に違いないと、町へ逆戻りして保安官を尋ねます。保安官は2人の話を信じてくれませんが、車だけは納屋まで出してくれました。その話を監獄で聞いた流れ者は、箱に関して何かを知っている様子・・・。
保安官、サラ、クリスチャンが納屋に着くと、中は違う意味で盛り上がり、殺し合いの真っ最中。ジョニーは、倒れた人間から、血や肉片を拾っては、せっせと箱に集めていきます。デービッド達の危機を救うために、サラとクリスチャンも奮闘しますが、保安官は状況を見ると「逃げよう」と速攻で逃げ腰。コミカルな命がけの応戦が続きますが、斧を握ったジョニーが、クリスチャンの首を斬り飛ばし、サラは絶叫。保安官が消火器を撒き散らす間に、サラ、デービッド、ケイトは、保安官の車で逃げ出します。
とりあえず宿屋のキャンピングカーを目指して移動する途中で、横から出てきた男を跳ね飛ばしますが、戦力になると車に運び込みます。
一方、納屋では人相も人格も変わったジョニーが、傀儡にした町民を前にして、決起集会を始めました。
生首のクリスチャンも操られていて、ジョニーと漫才のようなやり取りをします。
そして、ジョニーが下した命令は
「田舎っぺども!町のみんなを仲間にしろ!!」
Yeaaaaaaaaaaaah!
一方、宿屋に着いた一行でしたが、キャンピングカーの鍵は助手のイーナスが持ったまま。
仕方が無いので、定石通りに宿屋の窓や扉を補強し、武器になるようなもの(チェーンソー他)を集めて篭城戦の準備に大忙しです。すると、意識を取り戻した流れ者が、箱について説明を始めました。
箱にはワイズの子供の霊(胎児や赤子の霊)クマン・ソンが封じられており、大事に扱えば幸運を招くが、敬わなければ霊魂の邪悪な面が現れ災いを呼ぶという。箱に体の一部を入れられた者は憑りつかれ、生死の境に閉じ込められ操られるが、頭部を破壊すれば倒せる。それでも最初の霊クマン。ソンに憑依された者は残り、それを退治するには、持ち主のワイズが必要だと言う・・・。
鉄パイプ銃(本当にある)を作製していると、ついにジョニーに率いられた町民達が現れる。門柱にクリスチャンを刺して、町人に突撃させるが、意外と鉄パイプ銃が役に立ち撃退。しかし、相手がデービットと気づいたジョニーは「ケリーと寝たって話はケイトにしたのか?」と効果的な攻撃w
これで、ワイズの墓を暴くチームからデービットは外され、保安官とメロディが男に同行するために裏口から抜け出します。。
さて、デービットは迎撃態勢のまま、ケイトの厳しい質問責めが始まります。
外では、カントリーバンドによる「殺しに行くぞ!」が演奏され、ゾンビたちものりのりでダンシング!このダンスシーンは、初見では腹筋にくる滑稽さw
墓暴きチームの3人は、ワイズの墓を目指して夜道を進みます。
ワイズの遺体を焼き、骨を削って杭にする、というグロい説明を聞いたメロディは「ビョーキだわ」とげんなり。
墓地で人の気配を感じた保安官は、パイプ銃で狙撃しますが、命中したのは馬糞で研究している先生。幾つか保安官が質問をし、正常と判断したので合流。
宿屋の前では、階段の血がデービットの物だと感づいたジョニーが、手下に突撃を命令。パイプ銃で応戦するものの、撃鉄代わりにケイトがハンマーを打つ手間もあり、不発弾も混ざって、追いつかない状態。意を決したデービッドは、玄関のバリケードを外し、ハンマーを手にゾンビの群れに特攻。押さえ込まれそうになりながらも、サラが装填が完了した銃で援護をして、宿屋の中に戻れたが・・・。
*ここで、カントリー歌手による状況説明。
歌の歌詞の通りにキレたデービッドは、鉄パイプでケイトを撲殺。サラにも襲い掛かるが、置いてあったチェーンソーで首を攻撃され、デスダンスを舞って死ぬ。
デービッドの生首を片付けたサラは、鉄パイプ銃を括り合わせ、侵入してくるゾンビを電動ドリルで攻撃する。
墓場では、襲ってきたゾンビから先生がメロディを庇って死に、流れ者がゾンビを片付ける。遺体を焼いた骨を削り、アンチョコを片手に頼りない儀式を施す流れ者。
宿屋では、一人になり覚醒したサラが、ナイフ、パイプ銃×3、チェーンソーで侵入してくるゾンビを片付ける。
骨の杭を手に入れた3人は、宿屋へ向う途中で、無数のゾンビに襲われる。組み伏せられて危機に陥ったところを、誰かが銃で救ってくれた。
颯爽と軍服姿で銃を構えていたのは、あの司書のリサさん!
保安官は死んだが、代わりに頼もしい援軍になったリサは、テキパキと事態を把握し、宿屋に向う2人に武器と車を提供する。
「私は、ここで資料を守らなきゃ、仕事だから」とM-16を構えてみせる。
宿屋でチェーンソーを振り回して、奮闘を続けるサラ。
宿屋に車で乗り付けた流れ者とメロディだったが、流れ者は速攻で一撃を喰らいKO。
メロディーは、リサに貰ったアーチェリーでジョニーを射るが、次の矢が無い。
迫り来るジョニー・・・その時、メロディーの視界に流れ者のカバンから転げ出た骨が目に入る。素早く骨の杭を装填したメロディーは、ジョニーの胸を射る。
骨の杭を受けた部分から、ドス黒いモヤが立ち昇る中、ジョニーは「ベジタリアンだろ?」と言うが、メロディーはお構い無しに前蹴りで杭を背中まで貫通させる。
意識を取り戻した流れ者は、ジョニーを貫いた骨から肉片を箱に回収し、全ては終った。
どうにか生き延びたサラ、メロディー、流れ者の3人は、箱と宿屋の看板に火を着けて、キャンピングカーで町を出る。
焚き火の跡には、しっかりと例の箱だけが焼け残っていた・・・・・・
END(EDロールに合わせてカントリーバンドによるあらすじソングが流れます。途中で両手に生首を持ったジョニーも口パクで参加w)
歌詞の最後は『逃げなくちゃ』
最後までふざけた作品だが、サービス精神は旺盛で、とにかくコメディと意外性に富んでいる。
この手の映画で、脚本に注目するのはヤボというもの。
とにかくゴアシーンも多めで、豹変したジョニーの外道っぷりが見所。
デービッドの血を回収してきたパンク女の頭傷で、タバコの火を消すシーンなどは最高に外道。
ラスト辺りのサラがチェーンソーを振り回すシーンでは、大量の血のりも使われている。
サブで映画を盛り上げるのは、司書のリサとミュージシャン。
特にミュージシャンは、全編においてストーリーテラーの役割を果たし、EDでは最初から最後まで歌で説明してくれる。
コミック調のカットインと歌手のお陰で、ぐだぐだに成りかかる本作も、ギリギリで救われている。
良作とは言えないが、ゾンビ映画っぽい作品としては、楽しんで観れる部類だと思う。
*この作品のゾンビ・・・正確にはゾンビでは無く、アジア系の呪術で魂を囚われた人間。分類としては、ブードゥーに近いが、箱の力ですぐに使役されてしまうので、こちらの方が簡単で楽である。
*B&B・・・Bed &Breakfastの略で、朝食付きの安宿のこと。本編ではゴロ合わせでD(DEAD)&Bになっている。
*マシュー・ルートワイラー監督・・・これが初監督作。以降もロクな作品を撮っていない。本作では、「サイコ」「バーニング」「スリラー(マイケルのPV)」「ブレインデッド」等の下手糞なオマージュをしている。ホラー好きなのは認めるが、力量と愛が少し足りない。
と、いうより、ほぼ全編のあらすじを書いてしまう癖が治りません。
昔の勘というのは、中々戻らないものですね。
これ、邦題とジャケ作成した人は、一生指の間が痒くなる呪いをかけておきますね。
物語は・・・
コミック調のカットがOPを流れますが、右のようなのは止めて頂きたい。ヘッドフォンの音量と相まって少し心拍が乱れました(心臓病なのに)。
頭の弱いジョニーの運転で、友達のケリーの結婚式へ向う一行。路肩で死んでた動物の数はメモしても、道には完全に迷ってます。仕方なく通り掛かった『ラヴロック』の田舎町で宿をとることに・・・。
*カントリーロックの歌詞とコミック調カットインで展開が分る親切設計です。
町で一件しかない宿屋の主人ロバート・ワイズは、リーダー格のクリスチャン、積極的なサラ、不思議系のメロディ、前述のジョニー、色々と中毒のデービッド、口うるさい黒人系女性のケリーの6人を快く泊めてくれる。
夜更けに主人のワイズの部屋の前を通り掛かったサラは、彼に仏教徒に伝わる幸運を授ける箱を見せられる。
フランス人のシェフのアンリ相手に、デービッドは揉め事ばかり起こすが、夜中にパイを盗み喰いしていると、横の壁でアンリが惨殺されていた。
驚きすぎて、床の血のりでダンスを踊るように慌てふためくデービッド。
同じ頃、2階では主人のワイズが心臓発作で亡くなっていた。
電話が通じないので、デービッドは不安を感じる運転で町へ知らせに走る。
翌朝、出来の悪そうな保安官の尋問を受けた皆は、容疑が晴れるまで車の鍵を没収されてしまう。
耳の聞こえない庭師が登場し、保安官は流れ者の男を容疑者として確保した。うっかり、その男とガソリンスタンドで会ったと言ってしまったクリスチャンは、事情聴取のために事務所へ呼ばれることになる。
デービッドとメロディは1km先の納屋(パーティー会場)に、クリスチャンとサラは事情聴取、ケイトは友人ケリーの式の付添人に間に合わない事を保安官事務所の電話で説明するが口喧嘩になる。
TVドラマ(刑事コロンボ)ファンの保安官は、的外れな聴取しか出来ずに2人を帰す。事務所で流れ者と再会したクリスチャンは、咥えるだけのタバコを提供し、サラは彼のノートに描かれた箱の絵がワイズの物と同じだと気づく。流れ者は、「箱に触るなよ」と忠告はする。
一人、宿屋から締め出されたジョニーは、ハシゴを使って2階の開いている窓から入ろうとするが、机の上に置いてあった箱を床に落としてしまう。
*ここで、親切なカントリー歌手による「ジョニー箱に近づくな」の歌が入ります。
耳が聞こえない庭師は、落としたスプレー缶を拾いに横になった所を何者かに、どこかで観たような絵面で殺されます。(好きだけどね、バーニング)
一方、箱が気になるサラは、クリスチャンと共に資料館に調べに行き、ちょっと変わった司書のリサさんと出会います。
ワイズの息子の墓が荒らされた、という新聞記事を見つけたサラに、「新聞は本当のことは書いてないわ・・・ワイズは悪にハマったの」と意味深な事を言います。
納屋でのパーティーのチラシを貼りに来た男が、腹を串刺しにされ、ハンマーで殺されます。犯人は誰なんだろ~ね?w
司書さんの話によると、宇宙船の話は信じてもらえませんでしたが、仕事帰りに墓地を通ると、ワイズとアジア人が生まれてすぐに死んだ息子の墓を暴いており、何かの儀式をしていた、とのこと。何の儀式かは知らないけれど、戦う準備は出来てるそうです。
納屋パーティーでは、宿屋に纏わる話で盛り上がってましたが、そこに顔色の悪いジョニーが登場。保安官助手の髪の毛を毟り取ると、箱に入れ、助手はスイッチが入ったように客に発砲を始めました。
宿屋に戻ったクリスチャンとサラは、封印が解かれた箱を発見。ジョニーの仕業に違いないと、町へ逆戻りして保安官を尋ねます。保安官は2人の話を信じてくれませんが、車だけは納屋まで出してくれました。その話を監獄で聞いた流れ者は、箱に関して何かを知っている様子・・・。
保安官、サラ、クリスチャンが納屋に着くと、中は違う意味で盛り上がり、殺し合いの真っ最中。ジョニーは、倒れた人間から、血や肉片を拾っては、せっせと箱に集めていきます。デービッド達の危機を救うために、サラとクリスチャンも奮闘しますが、保安官は状況を見ると「逃げよう」と速攻で逃げ腰。コミカルな命がけの応戦が続きますが、斧を握ったジョニーが、クリスチャンの首を斬り飛ばし、サラは絶叫。保安官が消火器を撒き散らす間に、サラ、デービッド、ケイトは、保安官の車で逃げ出します。
とりあえず宿屋のキャンピングカーを目指して移動する途中で、横から出てきた男を跳ね飛ばしますが、戦力になると車に運び込みます。
一方、納屋では人相も人格も変わったジョニーが、傀儡にした町民を前にして、決起集会を始めました。
生首のクリスチャンも操られていて、ジョニーと漫才のようなやり取りをします。
そして、ジョニーが下した命令は
「田舎っぺども!町のみんなを仲間にしろ!!」
Yeaaaaaaaaaaaah!
一方、宿屋に着いた一行でしたが、キャンピングカーの鍵は助手のイーナスが持ったまま。
仕方が無いので、定石通りに宿屋の窓や扉を補強し、武器になるようなもの(チェーンソー他)を集めて篭城戦の準備に大忙しです。すると、意識を取り戻した流れ者が、箱について説明を始めました。
箱にはワイズの子供の霊(胎児や赤子の霊)クマン・ソンが封じられており、大事に扱えば幸運を招くが、敬わなければ霊魂の邪悪な面が現れ災いを呼ぶという。箱に体の一部を入れられた者は憑りつかれ、生死の境に閉じ込められ操られるが、頭部を破壊すれば倒せる。それでも最初の霊クマン。ソンに憑依された者は残り、それを退治するには、持ち主のワイズが必要だと言う・・・。
鉄パイプ銃(本当にある)を作製していると、ついにジョニーに率いられた町民達が現れる。門柱にクリスチャンを刺して、町人に突撃させるが、意外と鉄パイプ銃が役に立ち撃退。しかし、相手がデービットと気づいたジョニーは「ケリーと寝たって話はケイトにしたのか?」と効果的な攻撃w
これで、ワイズの墓を暴くチームからデービットは外され、保安官とメロディが男に同行するために裏口から抜け出します。。
さて、デービットは迎撃態勢のまま、ケイトの厳しい質問責めが始まります。
外では、カントリーバンドによる「殺しに行くぞ!」が演奏され、ゾンビたちものりのりでダンシング!このダンスシーンは、初見では腹筋にくる滑稽さw
墓暴きチームの3人は、ワイズの墓を目指して夜道を進みます。
ワイズの遺体を焼き、骨を削って杭にする、というグロい説明を聞いたメロディは「ビョーキだわ」とげんなり。
墓地で人の気配を感じた保安官は、パイプ銃で狙撃しますが、命中したのは馬糞で研究している先生。幾つか保安官が質問をし、正常と判断したので合流。
宿屋の前では、階段の血がデービットの物だと感づいたジョニーが、手下に突撃を命令。パイプ銃で応戦するものの、撃鉄代わりにケイトがハンマーを打つ手間もあり、不発弾も混ざって、追いつかない状態。意を決したデービッドは、玄関のバリケードを外し、ハンマーを手にゾンビの群れに特攻。押さえ込まれそうになりながらも、サラが装填が完了した銃で援護をして、宿屋の中に戻れたが・・・。
*ここで、カントリー歌手による状況説明。
歌の歌詞の通りにキレたデービッドは、鉄パイプでケイトを撲殺。サラにも襲い掛かるが、置いてあったチェーンソーで首を攻撃され、デスダンスを舞って死ぬ。
デービッドの生首を片付けたサラは、鉄パイプ銃を括り合わせ、侵入してくるゾンビを電動ドリルで攻撃する。
墓場では、襲ってきたゾンビから先生がメロディを庇って死に、流れ者がゾンビを片付ける。遺体を焼いた骨を削り、アンチョコを片手に頼りない儀式を施す流れ者。
宿屋では、一人になり覚醒したサラが、ナイフ、パイプ銃×3、チェーンソーで侵入してくるゾンビを片付ける。
骨の杭を手に入れた3人は、宿屋へ向う途中で、無数のゾンビに襲われる。組み伏せられて危機に陥ったところを、誰かが銃で救ってくれた。
颯爽と軍服姿で銃を構えていたのは、あの司書のリサさん!
保安官は死んだが、代わりに頼もしい援軍になったリサは、テキパキと事態を把握し、宿屋に向う2人に武器と車を提供する。
「私は、ここで資料を守らなきゃ、仕事だから」とM-16を構えてみせる。
宿屋でチェーンソーを振り回して、奮闘を続けるサラ。
宿屋に車で乗り付けた流れ者とメロディだったが、流れ者は速攻で一撃を喰らいKO。
メロディーは、リサに貰ったアーチェリーでジョニーを射るが、次の矢が無い。
迫り来るジョニー・・・その時、メロディーの視界に流れ者のカバンから転げ出た骨が目に入る。素早く骨の杭を装填したメロディーは、ジョニーの胸を射る。
骨の杭を受けた部分から、ドス黒いモヤが立ち昇る中、ジョニーは「ベジタリアンだろ?」と言うが、メロディーはお構い無しに前蹴りで杭を背中まで貫通させる。
意識を取り戻した流れ者は、ジョニーを貫いた骨から肉片を箱に回収し、全ては終った。
どうにか生き延びたサラ、メロディー、流れ者の3人は、箱と宿屋の看板に火を着けて、キャンピングカーで町を出る。
焚き火の跡には、しっかりと例の箱だけが焼け残っていた・・・・・・
END(EDロールに合わせてカントリーバンドによるあらすじソングが流れます。途中で両手に生首を持ったジョニーも口パクで参加w)
歌詞の最後は『逃げなくちゃ』
最後までふざけた作品だが、サービス精神は旺盛で、とにかくコメディと意外性に富んでいる。
この手の映画で、脚本に注目するのはヤボというもの。
とにかくゴアシーンも多めで、豹変したジョニーの外道っぷりが見所。
デービッドの血を回収してきたパンク女の頭傷で、タバコの火を消すシーンなどは最高に外道。
ラスト辺りのサラがチェーンソーを振り回すシーンでは、大量の血のりも使われている。
サブで映画を盛り上げるのは、司書のリサとミュージシャン。
特にミュージシャンは、全編においてストーリーテラーの役割を果たし、EDでは最初から最後まで歌で説明してくれる。
コミック調のカットインと歌手のお陰で、ぐだぐだに成りかかる本作も、ギリギリで救われている。
良作とは言えないが、ゾンビ映画っぽい作品としては、楽しんで観れる部類だと思う。
*この作品のゾンビ・・・正確にはゾンビでは無く、アジア系の呪術で魂を囚われた人間。分類としては、ブードゥーに近いが、箱の力ですぐに使役されてしまうので、こちらの方が簡単で楽である。
*B&B・・・Bed &Breakfastの略で、朝食付きの安宿のこと。本編ではゴロ合わせでD(DEAD)&Bになっている。
*マシュー・ルートワイラー監督・・・これが初監督作。以降もロクな作品を撮っていない。本作では、「サイコ」「バーニング」「スリラー(マイケルのPV)」「ブレインデッド」等の下手糞なオマージュをしている。ホラー好きなのは認めるが、力量と愛が少し足りない。
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