B級映画って言うなw
再見して語る映画館
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さて、キャメロンことキャミーの黒歴史から、ピラニアつながりでジョーダンテ監督のハウリングの登場である。
「5分前は人間だった」
このキャッチコピーで知られ、当時としては最高のSFXと現代に甦った人狼伝説が見事に融和した傑作である。
ジョー・ダンテは本作の前に「ザ・ピラニア」(軍の生物兵器が川に逃げ出し、子供たちのサマーキャンプを血に染める)というジョーズの二番煎じを撮っているが、これも中々どうして見応えのある作品なので未見の方は是非。
最大の功績は「2」を撮らなかったことだと思うw(おかげでキャミーは・・・)
本題に戻して、このハウリングという映画、ただ人狼が人を襲うだけの単純な作品ではない。
物語は・・・
ニュースキャスターのカレン(ディー・ウォーレス)は殺人鬼のエディの誘いに乗り、単身ポルノショップで彼との接触を試みるが、エディは射殺され彼女は記憶が飛ぶほどのショックを受ける。
療養先の「コロニー」で、温厚な人柄のDr.ワグナーと少し奇妙な患者たちと日々を過ごすことになるのだが・・・。
主演女優のディー・ウォーレスは、知る人ぞ知る名役者だが、本作でもその才能を遺憾なく発揮している。
徐々に変化していく旦那、少しずつ甦る記憶、そして全てが明らかになったとき戦慄の人狼と遭遇する。
戦慄とかいうと大げさに感じるかもしれないが、このSFXは今見返しても凄みがある。
担当のロブ・ボッティンは低予算の中、様々な工夫と役者の演技とで、ほぼ完璧な変身を見せてくれた。
これだからB級映画は見逃せないのだ。
そしてラストシーンは悲壮すら漂う素晴らしいものである。
これは未見の方には、是非ご自分の目で観て頂きたい。
と、裏金でも貰ってるのかと疑われるぐらい褒めているわけですが、このレビューのために見返すと、やや中盤のもたつき感や素晴らしい変身の後のドタバタ劇が軽く鼻につく気はしますw
とはいえ、ジョー・ダンテ特有のユーモアや観客を驚かそうというサービス精神は充分なので、すでに古典と呼んでもおかしくない年月が過ぎた今でも、私の中の狼男映画No.1の座を不動のものにしております。
*関係ない所で引き合いに出すのも悪い気がしますが、「ウルフマン」という2010年公開の映画にはガッカリ満載で劇場を後にするハメになった・・・。全 てがどうしようもない作品で、あれなら’41年の原作を観た方がマシだと思うくらい駄作。巨費を投じて、リック・ベイカー(ハウリングのSFX担当ボッ ティンの師匠)まで起用して、あの程度の作品なら、この制作費でB級を10本撮る方が懸命では無いかと。興行としても失敗だったというのも頷ける話。
*本作のSFX担当ボッティンは、かの名作B級映画「ザ・フォッグ」「遊星からの物体X」で映画屋のジョン・カーペンターと組み、更なる恐怖を造形していく。
「5分前は人間だった」
このキャッチコピーで知られ、当時としては最高のSFXと現代に甦った人狼伝説が見事に融和した傑作である。
ジョー・ダンテは本作の前に「ザ・ピラニア」(軍の生物兵器が川に逃げ出し、子供たちのサマーキャンプを血に染める)というジョーズの二番煎じを撮っているが、これも中々どうして見応えのある作品なので未見の方は是非。
最大の功績は「2」を撮らなかったことだと思うw(おかげでキャミーは・・・)
本題に戻して、このハウリングという映画、ただ人狼が人を襲うだけの単純な作品ではない。
物語は・・・
ニュースキャスターのカレン(ディー・ウォーレス)は殺人鬼のエディの誘いに乗り、単身ポルノショップで彼との接触を試みるが、エディは射殺され彼女は記憶が飛ぶほどのショックを受ける。
療養先の「コロニー」で、温厚な人柄のDr.ワグナーと少し奇妙な患者たちと日々を過ごすことになるのだが・・・。
主演女優のディー・ウォーレスは、知る人ぞ知る名役者だが、本作でもその才能を遺憾なく発揮している。
徐々に変化していく旦那、少しずつ甦る記憶、そして全てが明らかになったとき戦慄の人狼と遭遇する。
戦慄とかいうと大げさに感じるかもしれないが、このSFXは今見返しても凄みがある。
担当のロブ・ボッティンは低予算の中、様々な工夫と役者の演技とで、ほぼ完璧な変身を見せてくれた。
これだからB級映画は見逃せないのだ。
そしてラストシーンは悲壮すら漂う素晴らしいものである。
これは未見の方には、是非ご自分の目で観て頂きたい。
と、裏金でも貰ってるのかと疑われるぐらい褒めているわけですが、このレビューのために見返すと、やや中盤のもたつき感や素晴らしい変身の後のドタバタ劇が軽く鼻につく気はしますw
とはいえ、ジョー・ダンテ特有のユーモアや観客を驚かそうというサービス精神は充分なので、すでに古典と呼んでもおかしくない年月が過ぎた今でも、私の中の狼男映画No.1の座を不動のものにしております。
*関係ない所で引き合いに出すのも悪い気がしますが、「ウルフマン」という2010年公開の映画にはガッカリ満載で劇場を後にするハメになった・・・。全 てがどうしようもない作品で、あれなら’41年の原作を観た方がマシだと思うくらい駄作。巨費を投じて、リック・ベイカー(ハウリングのSFX担当ボッ ティンの師匠)まで起用して、あの程度の作品なら、この制作費でB級を10本撮る方が懸命では無いかと。興行としても失敗だったというのも頷ける話。
*本作のSFX担当ボッティンは、かの名作B級映画「ザ・フォッグ」「遊星からの物体X」で映画屋のジョン・カーペンターと組み、更なる恐怖を造形していく。
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