B級映画って言うなw
再見して語る映画館
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
スラッシャー映画の歴史から外すことの出来ない作品と言えばコレ。
人皮マスクのレザーフェイスは、殺人鬼の中でもトップクラスの人気者だ。
この映画誕生の経緯には、幾つかのミラクルが存在する。
思うように制作予算が集められなかったため、通常の映画用フィルムを購入できず、安価な16mmフィルムで撮影し、拡大投影で上映したせいで、画面の粗さが逆にリアルな感じを出した。
監督のハッタリ「これは真実の物語」が、エド・ゲイン事件と相乗効果を生み出し、情報の少ない時代性も相まって観客動員の追い風になった。(実際、エドは大量殺人鬼ではない)
トビー・フーパーは、お世辞にも上手な映画が撮れる人ではないが、その地味臭さを逆に観客はリアルに感じるという不思議な魅力を持つ監督だった。
このような経緯で当時の映画ファンを動員することに成功した本作は、あの「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」と共にニューヨーク近代美術館にマスターフィルムを上納するという栄誉まで賜った。
で、物語はというと、これは単純明快だ。
テキサス州で5人の男女がレザーフェイスを含む喰人一家に襲われる。 以上
展開が地味な分、1シーンごとのカットが不気味なので、確かに薄気味悪い恐怖が全体に漂う。
時代背景も陰惨な事件が続いており、観客の恐怖心も我が事のように共感できたのかもしれない。
貧乏監督に時代と幸運の女神が舞い降りた作品と言える。
2は、正直どうでもいいので、私は書く気はない。
たくさんの優れたレビューが山のようにあるので、そちらでどうぞw
一つだけ言うと、完全版を観るとゴア度がUPしているので、そこだけは高評価です。
3は監督がジェフ・バーに変更になっており、レザーフェイスのキャラだけ残して、ほとんど新作である。
いわゆるテキサスは怖いところ、古びたガソリンスタンドは危険、納屋は死体だらけ、と言った後々まで続く悪名を蒙ることになる。日本で言えば茨城県が不当な扱いでネタにされるが、テキサスはもっと酷い扱いという感じ。
映画自体は可もなく不可もなくスラッシャーとしては無難な出来、全く怖くないけどね。
3作の中では一番レザーフェイスが萌えキャラに感じる時点で、私の感性は当てにならないw
PR
この記事にコメントする